2019年5月28日岩崎隆一は川崎市多摩区登戸第一公園の路上で19人を殺傷。うち16人がカリタス小学校に通う児童。小学6年生の栗林華子ちゃんと
外務省職員の小山智史さんが死亡。
児童ら19人を殺傷し自殺した岩崎隆一容疑者(51)は、川崎市の親族宅で引きこもり状態の生活を送っていたとみられる。同居する80代の伯父夫婦との会話もなく、近所の住民とトラブルを起こしたこともあったという。
市などによると、岩崎容疑者は幼少時に両親が離婚し、伯父夫婦に引き取られた。いとこが家を出た後は3人暮らし。定職に就かず自室に閉じこもり、伯父の援助で生活していたとみられる。
「日々接触すらない。外部のヘルパーを家に入れても大丈夫か」。高齢で訪問介護を検討する伯父らは2017年以降、先行きに不安を感じ市役所に相談。市によると、岩崎容疑者は日常、伯父らと顔を合わせず、会話は一切なし。ほぼ唯一の接点は、作ってもらった食事を冷蔵庫から出し、置いてある小遣いを受け取る時だけだった。
神奈川県警のこれまでの捜査では、交友関係もほとんどうかがえず、パソコン、携帯電話も所持していた形跡がないという。捜査幹部は「人間関係がこれだけ希薄な人物は珍しい」といぶかる。
今年1月、伯父らは将来を見据え、岩崎容疑者の考えを尋ねる手紙を部屋の前に置いた。同容疑者は数日後、「洗濯や食事、自分のことは自分でしているのに、引きこもりとは何だ」と開き直った。その様子に、伯父は「意思疎通する気はない」と感じたという。
近隣住民も、岩崎容疑者の言動に不安を感じていた。同容疑者が出歩く姿が見られたのは、ほとんどが人けの少ない夜間や朝方。窓は固く閉ざされ、住人がいると知らない人もいた。殺人犯はそこにいる (新潮文庫)
清水 潔 殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く―(新潮文庫)
長谷川 博一
宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで
岡江 晃 親の「死体」と生きる若者たち
山田孝明 「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫)
斎藤 環
外務省職員の小山智史さんが死亡。
児童ら19人を殺傷し自殺した岩崎隆一容疑者(51)は、川崎市の親族宅で引きこもり状態の生活を送っていたとみられる。同居する80代の伯父夫婦との会話もなく、近所の住民とトラブルを起こしたこともあったという。
市などによると、岩崎容疑者は幼少時に両親が離婚し、伯父夫婦に引き取られた。いとこが家を出た後は3人暮らし。定職に就かず自室に閉じこもり、伯父の援助で生活していたとみられる。
「日々接触すらない。外部のヘルパーを家に入れても大丈夫か」。高齢で訪問介護を検討する伯父らは2017年以降、先行きに不安を感じ市役所に相談。市によると、岩崎容疑者は日常、伯父らと顔を合わせず、会話は一切なし。ほぼ唯一の接点は、作ってもらった食事を冷蔵庫から出し、置いてある小遣いを受け取る時だけだった。
神奈川県警のこれまでの捜査では、交友関係もほとんどうかがえず、パソコン、携帯電話も所持していた形跡がないという。捜査幹部は「人間関係がこれだけ希薄な人物は珍しい」といぶかる。
今年1月、伯父らは将来を見据え、岩崎容疑者の考えを尋ねる手紙を部屋の前に置いた。同容疑者は数日後、「洗濯や食事、自分のことは自分でしているのに、引きこもりとは何だ」と開き直った。その様子に、伯父は「意思疎通する気はない」と感じたという。
近隣住民も、岩崎容疑者の言動に不安を感じていた。同容疑者が出歩く姿が見られたのは、ほとんどが人けの少ない夜間や朝方。窓は固く閉ざされ、住人がいると知らない人もいた。殺人犯はそこにいる (新潮文庫)
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