書店で小説や随筆を購入するとゆー慣習を止めたのだが
久しぶりに購入したのが
町田康「ゴランのスポン」、三浦朱門「老年の品格」、真梨幸子「みんな邪魔」の三冊
全部ハズレだった
「みんな邪魔」がかろうじて一気に引っ張られたが 中盤ぐらいかオチが見え見えになってきて、やっぱりそーゆーオチだったので 「も〜!!」となった
ほんまに小説の新刊本はロクなもんがない 詐欺にあった感じです
三浦朱門なんか特に酷いもんがある
それで 無駄銭を使うのは厭だし ゴミが増えるのも厭なので 図書館に戻る
図書館に 西村賢太さんの新刊があった
やった〜助かった〜買わずに済んだ
いや別に西村さんのは買ってもいいんだが
どーせいつもと一緒だし
多分通勤の二日間で一気に読めるだろーし
二度三度読み返すもんでもないだろーし
タレント活動が忙しそーなので(よく見てますよ)小説はハズレになってる恐れもあるし
ここは図書館で済ますのがベスト
歪んだ忌日クリエーター情報なし新潮社
形影相弔(『en-taxi』vol.37 WINTER 2012)
青痣(『新潮』2012年1月号)
膣の復讐(『週刊ポスト』2011年12月2日号)
感傷凌轢(『新潮』2013年1月号)
跼蹐の門(『文學界』2013年5月号)
歪んだ忌日(『新潮』2013年5月号)
内容はいつも通りの疑似(多分)私小説
芥川賞受賞以降のお話が「形影相弔」「感傷凌轢」「歪んだ忌日」の三つと
秋恵もんが「青痣」
腐れマ◎コもんが「膣の復讐」
苦役列車より昔のお話が「跼蹐の門」
芥川賞受賞以降のテレビ露出度は嬉しいもんがあります
小説とリンクでける人柄なので テレビバラエティでニッコニコ笑顔の西村さんを思い出しながら「形影相弔」「感傷凌轢」「歪んだ忌日」がエエ案配でリンクでけるわけです
多分 真面目で律儀でサービズ精神のある人なのだと思います西村さん
「感傷凌轢」なんか クールなオセンチです これはなかなかのもんです「ー全く、気の利かなねぇババァだなぁ」とゆー罵りは無様極まりなき蛇足の台詞とゆーより
「愛」みたいなもんが感じました これは西村もんでは初めてではないでしょうか 勘違いでしょうか?
自分も親子の押し付けがましい道義的な「愛」世界を全く理解できない人種なので
このクールなセンチメンタルにはグッと掴まれるもんがありました
でも まぁやっぱし 秋恵もんがヨイです ライフワークです
その前後潭でもヨイわけです
今回の秋恵もんは「青痣」の一つだけです。洗濯もんに干してある秋恵さんのパンティの染みで一つの私小説が成立してるなんてーのは もー神業であります そーゆーこと口に出していいんだとビックリです
揉めた後の無様なフォローもリアルでエエです
「膣の復讐」は秋恵さんと別れた後の後日談 風俗もんです 悪臭腐れマ◎コホテトル嬢との対応が9ページ弱に収められていて マン汁話なので「青痣」と一緒にしちゃってイイですね
アマゾン評とかに薄まったと書かれてあったりしますが
以前のもんが濃かったかどーか覚えてないです
でもこれが現在進行形なのだから これでエエではありませんか
それが西村賢太さんなんだから 余計なお世話です
買わずに図書館で済ましたのはちょっと失礼な気もしますが
市民税一杯取られるからエエやないですか
ねー
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