札幌市の小学 3 年生の女の子が、27 日、買い物に出かけたまま行方が分からなくなり、警察は、事件や事故に巻き込まれた疑いもあるとみて、捜査するとともに、女の子の顔写真を公開して、情報の提供を呼びかけています。
行方が分からなくなっているのは、札幌市白石区の会社員、幡谷圭一さんの次女で、小学 3 年生のりなさん( 9 )です。
警察によりますと、りなさんは 27 日の午後 3 時ごろ、「 学習ノートを買いに行く 」と言って自宅近くの商店に 1 人で出かけたあと、行方が分からなくなったということです。
身長は、1 メートル 30 センチ、やせ形で、髪は肩よりも長く伸ばし、紫色の縁の眼鏡をかけていました。 また当時、黒いダウンコートにベージュ色のズボンを履いていたということです。
先月27日から行方不明になっていた札幌市白石区の小学3年幡谷りなさん(9)について、北海道警は2日、自宅近くに住む男の家に監禁されているところを無事保護し、監禁容疑で無職松井創容疑者(26)を現行犯逮捕した。道警によると、りなさんに目立った外傷はない。松井容疑者は「事実と違う」と否認している。
逮捕容疑は、同区東札幌三条の自宅で、りなさんを監禁した疑い。
道警などによると、松井容疑者の自宅は、りなさん宅から数百メートル。2人に面識はないとみられる。2日午後10時半ごろ、捜査員がりなさんを保護し、その場で松井容疑者を逮捕した。発見時、りなさんは居間のパソコン用椅子に座っていた。縛られるなどしておらず、捜査員が部屋に入った後、泣きだしたという。
りなさんは27日午後3時ごろ、「ノートを買いに行く」と母親に告げて外出したまま行方が分からなくなり、母親(28)が警察に通報していた。松井容疑者は、りなさんが帰宅したところを自宅の駐車場で待ち伏せし、「ちょっと来て」と声を掛け、ガムテープのようなもので縛って自室に連れ込んだという。
りなさんは会社員幡谷圭一さん(34)=同区東札幌五条=の次女で、市立東札幌小の3年生。県警は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとみて、写真などを公開し、情報提供を求めていた。これまでに、自宅近くのコンビニ付近を歩く姿などが目撃されていた。
[時事通信社]
ちょうど1週間前、こつ然と姿を消した小学校3年生の女の子は、自宅からおよそ350メートルしか離れていない、1人の男の部屋で保護された。
「少女漫画を持った不審な男がいる」との通報が、男の逮捕への大きなきっかけとなった。
3日午前2時半ごろ、抱きかかえられ、1週間ぶりに自宅に戻った女の子。
女の子が通う小学校の校長は「無事だという連絡を受けた時は、本当にホッとしたし、無事でよかったと、安心しました」と述べた。
女の子の同級生の保護者は「今後、もうこんなことがないように、大人の目で、ちゃんと子どもたちを守っていってあげたい」と話した。
1月27日、北海道・札幌市で、小学3年生の女の子が、自宅を出たまま、行方不明になった事件。
警察は2日午後10時半ごろ、女の子を無事保護し、無職・松井 創(はじめ)容疑者(26)を監禁容疑で現行犯逮捕した。
松井容疑者と同じアパートに住む人は「ちょっと体格のいい人だと思うんですけど。別に、普通の感じですね...」と話した。
松井容疑者は、規制線の先を50メートルほど行ったところにある、白い壁のアパートに住んでいた。
そして、行方不明になった女の子は、そこで発見された。
松井容疑者が住むアパートは、女の子の自宅から、わずか350メートルほどの場所だった。
発見に至る端緒は、2日昼ごろ、白石署に入った、「少女漫画を持った不審な男が外を歩いている」との通報だった。
この不審な男が、松井容疑者だった。
警察は、松井容疑者が、防犯カメラなどから浮上した犯人像と似ていることから、2日午後7時ごろ、アパートから出てきた松井容疑者を職務質問した。
捜査員が「家に少女はいるか?」と尋ねると、松井容疑者は「いない」と答えた。
さらに、捜査員が「いないのなら、確認させてほしい」と話すと、松井容疑者は「いいですよ」と話した。
捜査員が、松井容疑者とともに室内に入ると、居間のパソコンチェアに座って、折り紙を切っている女の子を発見した。
女の子は、当初は泣いていたが、その後は、ホッとしたような様子で、けがもなく、元気だという。
女の子が通う小学校の校長は「(女の子の)心のケアを第一に考えながら、1日も早く、通常の学校生活を送ることができるように、学校として、全力を挙げてケアしていきたい」と述べた。
松井容疑者は、女の子をどのようにして自宅アパートに連れ込んだのか。
女の子の話によると、27日午後3時半ごろ、自宅の駐車場で待ち伏せしていた松井容疑者に、「ちょっと来て」と声をかけられ、一緒にアパートまで歩いていったという。
女の子は、アパートに入ると、すぐに後ろ手にされ、頭から足までを粘着テープでぐるぐる巻きにされた。
女の子を狙った卑劣な犯行。
松井容疑者の実家は、アパートからおよそ10km離れた同じ札幌市内にあった。
松井容疑者の実家周辺の人の話によると、6〜7年ほど前から、松井容疑者は、家庭内で暴力を振るうことがあったという。
時には、家の窓ガラスが割れることもあり、警察が来ることもあったという。
松井容疑者の実家の近所では、「3〜4年前だったと思うんですけど、パトカー3〜4台来て。その後、うわさで、『家庭内暴力的なこと』があったみたいに聞いた」と話した。
松井容疑者は警察の調べに、「事実とは違う」と、監禁容疑を否認しているが、警察は、未成年者誘拐容疑での立件も視野に入れ、調べを進めている。
(02/03 北海道文化放送)
札幌市白石区で小学3年の女子児童(9)が監禁された事件で、監禁容疑で逮捕された同市白石区の無職の男(26)が、「女児がかわいくなって、手放したくなかった」と供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。男は、女児の好物の栄養食品などを大量に購入しており、札幌白石署などは、男が長期にわたって女児を監禁するつもりだった可能性があるとみて調べている。
同署などによると、女児が監禁中に危害を加えられた形跡はなく、男のアパートの室内を自由に動くことはできたが、外出は禁じられていたという。男が女児を連れ去る際、警察官を装ったとの情報もある。男は取り調べに対し、会話がかみ合わない場合があるといい、同署は刑事責任が問えるかどうか慎重に調べている。
同署は同日午前、アパートの現場検証を始めた。家宅捜索も行う方針。監禁容疑に加え、未成年者誘拐容疑も視野に捜査を進めている。