JBC職員 亀田兄弟を「記者会見場で監禁」と提訴
プロボクシングの試合前記者会見の後で亀田興毅選手と和毅選手らに会場内に監禁され、精神的苦痛を受けたとして、日本ボクシングコミッション(JBC)の男性職員(42)が7日、2選手らに1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。
興毅選手と和毅選手は3兄弟の長男と三男。訴状によると昨年9月、高松市で次男大毅選手が出場した国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王座決定戦の試合前記者会見後、相手選手の使用するグローブに不満を持った2選手とジムのスタッフが報道関係者を会場外に出し、原告の男性らJBC職員3人を残して全ての扉を閉めたという。
男性は訴状で、興毅選手から「おかしいじゃないか」などと怒鳴られ、外に出ようとしたところ和毅選手から首などを数回小突かれたと主張している。提訴は6日付。
都内で記者会見した男性は「すごいプレッシャーを感じ、怖かった」と述べた。
亀田側 JBCに徹底抗戦!処分覆らなければ提訴も辞さず
昨年12月のIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、IBF王者の亀田大毅(亀田)が敗れて王座保持となった問題で、亀田ジム代理人の北村晴男弁護士(57)が6日、都内で会見した。日本ボクシングコミッション(JBC)は混乱を招いたとして亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネジャーのライセンス更新を認めない方針で、7日に正式発表する。同弁護士は処分が発表された際はJBCに再審議を要請し、覆らない場合は処分無効を求めて提訴する意向を示した。
北村弁護士がJBCに対して徹底抗戦の構えを見せた。JBCは会長とマネジャーのライセンス更新を認めず、事実上の資格剥奪とする意向で、亀田ジムは活動できなくなる。興毅、大毅、和毅の3兄弟が国内で試合をするためには、新たな会長、マネジャーを置くか他ジムへ移籍するなどの措置が必要になる。亀田ジムは1月末に世田谷区に移転しており、春にオープン予定の新ジムの営業にも大きな支障が出てくる。
北村弁護士は再審議で処分が覆らなければ「訴訟において同処分の違法性を主張し、その効力を争うほかない」とした。名誉毀損(きそん)、国内で興行ができないことによる損害賠償請求と合わせて、法廷で争う意向だ。
今回の騒動の発端は対戦相手のソリス(ベネズエラ)が体重超過で失格となり、IBFは亀田大が敗れた場合に王座は空位になると発表したが、試合後に見解を一転させたこと。亀田側は前日のルール会議で「勝敗に関係なく王座保持」と決定したと主張。JBCは、亀田側が発表とは異なる“決定事項”を事前に知っていながら、公表しなかった点を問題視した。ルール会議には亀田ジムから3人が出席したが、北村弁護士によると、IBFが「負ければ空位」と発表した事実を3人は試合終了まで知ることがなく、訂正の機会がなかったという。大混乱を招き、ファンに迷惑をかけた事実を認めつつも「ファンには謝っても謝りきれない。だが、処分とは異質の問題」と話した。
(2014年2月7日スポーツニッポン)
プロボクシングの試合前記者会見の後で亀田興毅選手と和毅選手らに会場内に監禁され、精神的苦痛を受けたとして、日本ボクシングコミッション(JBC)の男性職員(42)が7日、2選手らに1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。
興毅選手と和毅選手は3兄弟の長男と三男。訴状によると昨年9月、高松市で次男大毅選手が出場した国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王座決定戦の試合前記者会見後、相手選手の使用するグローブに不満を持った2選手とジムのスタッフが報道関係者を会場外に出し、原告の男性らJBC職員3人を残して全ての扉を閉めたという。
男性は訴状で、興毅選手から「おかしいじゃないか」などと怒鳴られ、外に出ようとしたところ和毅選手から首などを数回小突かれたと主張している。提訴は6日付。
都内で記者会見した男性は「すごいプレッシャーを感じ、怖かった」と述べた。
亀田側 JBCに徹底抗戦!処分覆らなければ提訴も辞さず
昨年12月のIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、IBF王者の亀田大毅(亀田)が敗れて王座保持となった問題で、亀田ジム代理人の北村晴男弁護士(57)が6日、都内で会見した。日本ボクシングコミッション(JBC)は混乱を招いたとして亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネジャーのライセンス更新を認めない方針で、7日に正式発表する。同弁護士は処分が発表された際はJBCに再審議を要請し、覆らない場合は処分無効を求めて提訴する意向を示した。
北村弁護士がJBCに対して徹底抗戦の構えを見せた。JBCは会長とマネジャーのライセンス更新を認めず、事実上の資格剥奪とする意向で、亀田ジムは活動できなくなる。興毅、大毅、和毅の3兄弟が国内で試合をするためには、新たな会長、マネジャーを置くか他ジムへ移籍するなどの措置が必要になる。亀田ジムは1月末に世田谷区に移転しており、春にオープン予定の新ジムの営業にも大きな支障が出てくる。
北村弁護士は再審議で処分が覆らなければ「訴訟において同処分の違法性を主張し、その効力を争うほかない」とした。名誉毀損(きそん)、国内で興行ができないことによる損害賠償請求と合わせて、法廷で争う意向だ。
今回の騒動の発端は対戦相手のソリス(ベネズエラ)が体重超過で失格となり、IBFは亀田大が敗れた場合に王座は空位になると発表したが、試合後に見解を一転させたこと。亀田側は前日のルール会議で「勝敗に関係なく王座保持」と決定したと主張。JBCは、亀田側が発表とは異なる“決定事項”を事前に知っていながら、公表しなかった点を問題視した。ルール会議には亀田ジムから3人が出席したが、北村弁護士によると、IBFが「負ければ空位」と発表した事実を3人は試合終了まで知ることがなく、訂正の機会がなかったという。大混乱を招き、ファンに迷惑をかけた事実を認めつつも「ファンには謝っても謝りきれない。だが、処分とは異質の問題」と話した。
(2014年2月7日スポーツニッポン)