「オンリー・ゴッド」
ONLY GOD FORGIVES
「ドライヴ」のライアン・ゴズリング主演×ニコラス・W・レフン監督コンビの新作ゆーことでした
タイロケもんです
内容とオチを一言で説明すると「タイにカラオケ好きのぐっさ強い警官がおったん」
とゆー話です
それ以上のこともそれ以下のこともしません ミニマムです
当然ですが ヤクザと警官と売春婦が出てきて 暴力したり暴力されたり 殺したり殺されたりする映画です
「ドライヴ」にあったエンタテーメントはほとんどありません 不親切と云えるほどストイックでスタイリッシュでブレは無し
ライアン・ゴズリング主演と一応そうなっていますが ドライヴの時ほどカッコ良くもなく強くもありません
いっちゃん強いんはチャン役のヴィタヤ・パンスリンガムとゆーおっさんです
本当にめっぽう強い
酷くて悪くて強い 自分のルールに反するふてー野郎には情け容赦なし
刀を抜くとこもカッコええし 殺陣もカッコエエ ほんまに剣道5段らしー
そして どつき合いも滅法強いときてるから 最強です
GODとは彼のことだったのですな
なんか座り心地が悪いなぉと思ってたら この映画ね イイ人やフツーの人は一人も出てこないんです
全員悪い 強いか弱いかだけ
ゲームのストリートファイターの世界観ですか イイ 悪いはない 全部悪い
物事のイイワルイは イイ人が居るから悪い人が居て 悪い人が居るからイイ人も居るとゆー相対的な
あれがないと 価値尺度の計り方なりカタルシスなりが希薄になってきて 困ったちゃんになる
そーゆーのは甘いと この映画はおっしゃっている
ついつい 映画とゆーと そーゆー整合感を求めがちになるんですな
ふつーの勧善懲悪なり ふつーのカタルシス
ふつーの正義と悪の構図
そーゆー整合感を求めるのは甘いと
スゲー暴力や スゲースタイリッシュや スゲー佇まいはわかるのですが
格闘映画を正面からがっつり行く姿勢もわからんではないんですが
監督さんが何を意図したのかよくわかんなくって
カタログなるものを購入して監督さんのインタビューを読むと
「この映画に参考したもので大きかったのはリチャード・カーンと彼が執着している暴力的なイメージ」
とあり 腑に落ちました
リチャード・カーンならいた仕方ないなと
一時期流行りましたよね?リチャード・カーン
自分もずいぶんと見せられた記憶ありますリチャード・カーン
あれなら こーなっても仕方ないなと
あんな殺伐とはしてないだけ救いはあるか
New York Underground Collection - Richard Kern
Submit to me » by Richard Kern
とにかく カラオケである
タイ式カラオケ
ラストもカラオケだから参った
まさか ラストがこーくるとは思わなかった
ひっさしぶりに「嫉妬」とゆー感情が沸きました
映画を観て「嫉妬」が沸くなんてゆーのは滅多になかってんけど
今回のこのラストのセンスとゆーかヤリ切った所は「嫉妬」以外になかったですね
「あーヤラレタ 参った〜 降参〜」な感じはね 嫉妬以外のナニモノでもありません
あそこ 笑っていいとこですよね 僕は笑ってまいましたけど
「エ〜!! マジでこれで終わんの〜ん??」って
参りました
唯一 この映画のモラル的なもの道徳 道義的なものがあるとしたら
最初の兄貴ね 主役の兄貴ね キチガイおかんから生まれたキチガイ兄貴ね
彼が売春宿行って「こんな大人の女ではなく14歳ぐらいの女とヤラセロ」と暴れて16歳の娘を殺したとこね
あそこは10歳か それ以上でも12歳以下でないと ダメなのになぁと思いました
14歳とか16歳は大人だからフツーでしょ?鬼畜ぶりキチガイぶりが薄れてまいました
あそこはブレなしでいくとしたら 10歳でいかんとアカンでしょう
あと重低音がくどい
それぐらいですか
あとはだいたいMAXに振り切っていたので 好感が持てました
参りました 降参です
アマゾンさんの昨日ポチした「ブロンソン」早く届かないかなぁ〜っと
とにかく可愛い隣の人妻を巡る淡々ドライバーの暴力「ドライヴ」2012年
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