「リング」
監督 中田秀夫
脚本 高橋洋
原作 鈴木光司
出演者
松嶋菜々子
真田広之
中谷美紀
竹内結子
佐藤仁美
山村 貞子
演 - 白井ちひろ(少女期)、伊野尾理枝(成人期)、宮崎紀彦(目のアップ)
音楽 川井憲次
撮影 林淳一郎
編集 高橋信之
配給 東宝
公開 1998年1月31日
上映時間 95分
10年ぶりぐらいに鑑賞させていただきました
初めて観た時は「どこが怖くてどこが怖くないか」を確かめるべく なんべんもなんべんも観たもんです
今回の鑑賞環境はi-padとi-podの画面でヘッドフォンを使用
音はヘッドフォンを使用すると かなり凝ったSEを使いたおしてるのに気付き感服つかまつります
まず冒頭の掴みで怖がらせてくれるのは竹内結子さんと佐藤仁美さんの朝ドラ(「あすか」)コンビである。
この映画ではほんのちょい役で竹内さんはアッとゆーまに呪い殺されてしまう役です 凄い顔してくれてます 汚れです
翌年にこの二人はNHK朝ドラのライバルコンビ役で出てこられ 竹内さんは女優としてのヒエラルキー階段を上がっていかれます
で 中田秀夫監督のグレイとな所は 気配とか雰囲気での怖い見せ方がとっても上手でセンスが良い点であります
特にこの映画では 「呪いのビデオ」の出来上がりの良さは特筆すべきもんがあります
これは「女優霊」のあれをさらにグレードアップして見せてくれるのです でへへへへ
しかしヒロインの松嶋菜々子さんがいちいち笑かせてくれます
美人なのか不細工なんかよくわからん顔面で ワーワー騒いでいる姿が実に初々しく健気で笑わしてくれます
全く怖がせてくれません やっぱり怖がらせてくれるのは呪いのビデオの要所要所の使い方でしょう
「上手い!」「上手い!」膝をなんべんも叩かせてくれます
あとはやっぱし呪われ殺された人の顔面がいちいちヨイですな
で 主役の貞子さんですが
これが どーも
やっぱし雰囲気もんで気配として出ておられてる時点では かなり期待を持たしてもらえるのですが
実際に出てきてしまうと これが なんともお粗末で グダグダで
だからとゆーて 流行のCGとか駆使すれば怖くなるかとゆーと 多分そーゆー問題ではないと思います
あのカクンカクンとゆー動きも この映画で発明した新種幽霊の見せ方だと思うのですが
これは 僕は全然怖くなかったので 安心しました
やっぱし 本当に怖かったら困るやないすすか
一人で夜中おしっこ行けなくなりますやないの
オチとしての貞子さんの顔面もね
頑張ってるのはわかりますが 「そんだけか!」とゆーてまいます
それが精一杯かと
多分 「悪魔の首飾り」の毬つき少女のパクリの見せ方やと思うんですが
ちょっと残念です
チョンボがかなり多いので減点の対象になります
やっぱしモロ見せの箇所がちっとも怖く無いとゆーのがミソですな
でも残念で安心です
だってほんまに怖かったら困りますやんか
一人で夜中おしっこ行けなくなりますやんか
一人で夜中おしっこ行けなくなる世界一怖い永久不滅の映画は
筐シネマで中川版「東海道四谷怪談」の恐怖は克服でけるか
日本の夏 東海道四谷怪談の夏 世界一位「東海道四谷怪談」
それでも 中田秀夫監督の「リング」はホラー映画の中ではかなり頑張ってる方やと思います
Jホラー復活の走りですからね みんなこれに続いていったから 記念碑といえば記念碑
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