「ドラえもんのしずかちゃん入浴シーンは『性交又は性交類似行為』が明確に描写されていないため、規制の対象にはならない」
(東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集)
「児童ポルノ禁止法」一部改正法案の概要
源 静香
風呂が好きで、一日に3回は必ず(要は数時間おきに)入浴する。そのため、昼間から入っている場合もある。映画『のび太の宇宙小戦争』では、母親が夕食前(15〜16時頃)に入浴を促している。作中では、のび太がどこでもドアなどの道具で移動した場合、しずかが入浴中の源家の浴室に出たり、透視するような道具を使うと入浴中というのは一種の定番のギャグとなっている。気付いた後は「のび太さんのエッチ!!」の罵声と同時に洗面器のお湯を浴びせたり風呂桶を投げつけたりして追い出す。原作本の序盤ではしずかの胸は平らだったが、原作本中盤から胸がふくらみ始めている(思春期を迎えた)ことが確認できる。これはBSマンガ夜話第11弾ドラえもん特集でいしかわじゅんが採り上げている。また、同時期より乳首も描写されるようになった。しずかも慣れたためか、あまり叫ばなかったり、全く嫌がらないこともある。また、この風呂好きが時に大きな役に立つこともある。
アニメ第2作2期では、パンチラと合わせて入浴シーンは原作やアニメ第2作1期に比べ少なくなっている。これは制作側の自主規制であるとされ、東京都で非実在青少年条例が審議されるなど、未成年キャラクターの露出が問題視されていることへの対応である。
しずかちゃんの裸シーンに修正入った 「ドラえもん」に自主規制の「魔の手が」と衝撃走る
アニメ「ドラえもん」といえば、お風呂が大好きなキャラクター・しずかちゃんの入浴シーンが付き物だ。のび太がひみつ道具を使ってお風呂をのぞくと「のび太さんのエッチ!」とお湯をかけるなどして追い払うという、子供向けアニメらしいお約束のギャグだが、「児童ポルノ禁止法」の改正にあたって、こうしたシーンが「児童ポルノ」に認定されるか否かが議論されてきた。
そんな中、このほどテレビで放送された映画版のドラえもんで、しずかちゃんの裸のシーンに修正が入った。視聴者が「劇場で観たのと違う!」「しずかちゃんレベルで修正!?」などと書き込み、ネット上に驚きが走った。
修正前はお尻の割れ目も一瞬映っていた
話題になっているのは、2014年3月7日にテレビ朝日系で地上波初オンエアされた「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」(13年3月9日劇場公開)だ。
ドラえもんがいつも首から下げている鈴が、寝ている間に「怪盗DX」を名乗る者に盗まれてしまった。ドラえもんのひみつ道具「手がかりレンズ」で調べたところ、未来の博物館「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」にヒントがあることがわかり、ドラえもんとのび太、ジャイアン、スネ夫、そしてしずかちゃんの5人が博物館を訪れた。
博物館のガイドを務め、ひみつ道具を作るのが好きな少年・クルトの家に一行が泊まりに行った際、クルトが作った「ハイパー掃除機」という道具を発見した。何でも吸い込む「ミニブラックホール」が入っているというのがポイントだが、いかんせん強力すぎて、のび太が操作した瞬間しずかちゃんの服を下着ごと破いてしまった。
DVDでこのシーンを確認してみると、前半身はしずかちゃんが手で隠していたため見えなかったが、後ろは隠しきれず、一瞬だがお尻の割れ目まで映っていた。しかしテレビ版では、ハイパー掃除機から白い光線が発せられ、しずかちゃんの体を全体的に覆い隠すような修正がかけられていた。
都は「しずかちゃん入浴シーンは規制対象でない」
テレビでこのシーンが放送された瞬間、ツイッターでは「おいしずかちゃんのサービスカットだいぶ修正されてたぞ」「しずかちゃんの裸に光修正入りましたー!!」「劇場で観たのと違う…!」「しずかちゃんにも謎の光で修正される時代なのか・・・」など、驚きやショックの書き込みが相次いだ。
深夜に放送されるテレビアニメでは、視聴者から「謎の光」と呼ばれる白いラインで、キャラクターの局部を隠す演出がされることがあるが、健全な子供向けアニメのはずのドラえもんでも深夜アニメのような修正がかけられたことで「逆にエロくなってる」との指摘もあった。
13年5月、マンガやアニメの規制を検討するとした「児童ポルノ禁止法」改正案が提出されて以来、「しずかちゃんの入浴シーンまでダメになるのかよ」といった反発の声が根強い。
一方、東京都が10年4月に公表した「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集」では、「ドラえもんのしずかちゃん入浴シーンは『性交又は性交類似行為』が明確に描写されていないため、規制の対象にはならない」と明記しているのを根拠に、「ドラえもんは大丈夫なはずだ」と見る向きもある。
今回しずかちゃんの裸に修正がかけられたことで「やっぱりしずかちゃんもダメなのか」という声が上がっているが、修正にあたってどんな判断がなされたのか。テレビ朝日に問い合わせたが、「放送したものが全てであり、この番組に限らず、番組の制作過程につきましては、従来からお答えしておりません」との回答だった。
DORAEMON THE MOVIE BOX 1980-2004+TWO (スタンダード版) [DVD]クリエーター情報なしポニーキャニオン
ついに『ドラえもん』しずかちゃんの裸に規制の手が入った!! 過剰な自主規制がまかり通るのは何故か?
(おたぽる 2014年03月10日22時00分)
自主規制という名の暴走が始まったのか? 3月6日にテレビ朝日系列で全国放送された『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』で、しずかちゃんが全裸になるシーンに修正が入るという椿事が起こり、注目を集めている。
この修正が行われたのは、ひみつ道具・ハイパー掃除機でしずかちゃんの服が吸い込まれて全裸になってしまうというシーン。しずかちゃんの服がパンツごと破れていくカットすべてに、光のラインが入って一部が見えなくされていたのである。
近年、アニメがテレビ放映される際に修正が入るということは、しごく当たり前に行われている。深夜アニメでは、湯煙や光など、さまざまな手段を用いて乳首や股間、下着などを隠している。それらの修正は、後に発売されるDVDやBlu-rayあるいはCS放送では行われていないか、もしくは消しが薄くなることが多い。
先日、『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の放送時間帯変更の記事でも記したが、通常、こうした修正の指示を行うのは広告代理店かテレビ局のどちらかである。
テレビ局は、公共の電波の一部を許可を得て独占的に利用するというのが前提だ。そのため、各局の放送番組基準と日本民間放送連盟の放送基準に適合しないものは、放送されないということになっている。
日本民間放送連盟の放送基準を見ると、性表現に関する項目には、確かに「全裸は原則として取り扱わない」という記述がある。
とはいえ、従来から『ドラえもん』において、しずかちゃんがお風呂に入るシーンは、定番中の定番だ。近年は、姿を消しているが、全裸あるいはそれに近いシーンは幾度となく描写されてきたハズである(2月28日に放送された「会いたいヒト回転寿司」の回では、風呂桶に浸かった姿で、入浴中のしずかちゃんが登場している)。
あまつさえ、問題となっている作品『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』は、昨年映画館で全国公開されて、子どもたちも見ている作品である。ゆえに、なんら卑猥なものであったり性的興奮を喚起させるようなものでないのは、明白だろう。
6日の放送以来、ネットでは国民的アニメ『ドラえもん』に"深夜アニメ的な修正"が入った事実を、ネタとして取り上げている事例が多く見られる。しかし、笑いごとにしている場合ではない。この修正は、間違いなく過剰な自主規制の結果である。このシーンを修正した担当者の脳内にあったのは、放送基準を杓子定規に解釈する意思と、それをやっておけばクレームは来ないであろうという希望的な観測である。つまり、この修正の実態は担当者たちの無責任性を全国に晒したものといえる。こうした自主規制が許されてしまえば、今後自主規制が無制限に拡大していく危機的状況が生まれることであろう。
(文/昼間たかし)
日野日出志版 銅鑼衛門
UDF しずかクリエーター情報なしメディコム・トイ
映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 ブルーレイ通常版 [Blu-ray]クリエーター情報なしポニーキャニオン
映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 ブルーレイスペシャル版 [Blu-ray]クリエーター情報なしポニーキャニオン
映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 DVD版クリエーター情報なしポニーキャニオン
ドラえもん 映画ストーリー のび太のひみつ道具博物館 (てんとう虫コミックススペシャル)クリエーター情報なし小学館
児童ポルノ所持を禁止 京都府、廃棄命令条例化へ 2011
性描写漫画販売規制 2011
タチノ・フトシ 禁錮17年 児童ポルノ宣伝で禁錮17年 日本人の男に米裁判所 2012
児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案 2013
自己の性的好奇心を満たす目的での所持に1年以下の懲役または100万円以下の罰金 2013
CGの児童ポルノを初摘発,高橋証容疑者(52)逮捕 2013
非常によいパンチラが1箇所ありですのよ!「ホッタラケの島」
さいあくな児童ポルノ。止めるのは、これだけ。
ネットに児童ポルノ画像を掲載、福井県の30代男性職員
(2014.3.7 産経ニュース)
福井県は7日、インターネットに児童ポルノの画像を掲載したとして、県奥越農林総合事務所(同県大野市)に勤める30代の男性職員が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で県警に書類送検されたことを明らかにした。
県によると、職員は昨年11〜12月、オークションサイトに児童ポルノが掲載された雑誌などを出品し、画像を掲載した疑いが持たれている。
県警が今年2月に自宅を家宅捜索し、女児のスカート内を撮影した画像を記録したUSBメモリーを見つけた。3年前に大野市などが開いたイベントで来場者の案内や記録用の撮影をしていたときに撮ったとみられる。
県の内部調査に職員は「深く反省している」と話している。県農林水産振興課は「厳正に処分したい」としている。
民主党も「単純所持禁止」導入で妥協? 児童ポルノ法改定をめぐり後退が続く規制反対
いよいよ、改定案の審議に向けて注目が集まる児童ポルノ法。現状、水面下では与野党での協議が続いており、本格的に浮上するのは春以降と考えられる。この協議の中で、2009年の審議では改定に抵抗した民主党も、今回は単純所持禁止の導入はやむを得ないところまで後退していることが明らかになってきた。昨年示された与党案にあった、マンガ・アニメが実際の事件に影響を及ぼすかの調査研究を求める付帯事項は外せたとしても、単純所持禁止の導入は避けられない情勢だ。
民主党関係者からの情報によれば、現在、党内では与党との協議を経て対案の作成準備を行っているとされる。民主党は09年には、独自の案を作成し「児童ポルノ」という名称そのものを廃して「児童性行為等姿態描写物」とした上で、範囲を限定すべきという意見を示した。
ところが、今回はかなり規制への抵抗論が後退。単純所持の導入は避けられないという前提の上で「児童ポルノ」の定義を定めた(現行法の)第2条3号の部分を、もう少し明確にする程度の対案に止まる見込みだ。
つまり、これまで「単純所持禁止」の導入にも抵抗論の強かった民主党までもが、マンガ・アニメなどいわゆる「二次元規制」が避けられるならば、「単純所持禁止」はやむを得ないという事態に陥っているのである。この背景には、昨年の参院選などで、規制強化に反対意見を持っていた多くの国会議員が落選してしまったことがある。児童ポルノ法制定時から、規制強化に反対の意を示してきた同党所属の枝野幸男衆議院議員は、単純所持禁止がやむを得ないとする意見の拡大には、難色を示しているとされる。しかし、党内に枝野氏への賛同者は多くない。
「枝野さんがひとりで頑張ってもどうしようもない状況です」(同党関係者)
民主党政権が短命に終わり、自民・公明が息を吹き返してきた時期から、児童ポルノ法改定をめぐる規制強化に反対する論は、著しく後退をしてきた。一部では「二次元規制が避けられれば……」という論もあるが、「単純所持禁止」の導入が、特定秘密保護法などに連なる言論・表現の自由への抑圧であることは、明らかだ。昨年、特定秘密保護法をめぐっては、法案が提出されてどうしようもない状態になってから、「左派」がとりあえず国会前を囲むという、悲惨な状況を見せた。果たして、児童ポルノ法をめぐって、これが「エロ」とか「マンガ」「アニメ」だけの問題ではないと国民が気づくことがあるのか? 残された時間は少ない。
(取材・文/昼間 たかし)
このブログで「パンチラ」の項目を検索する
ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)クリエーター情報なし小学館
ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)クリエーター情報なし小学館
ROBOT魂 ドラえもんクリエーター情報なしバンダイ
ドラえもん (感動編) (小学館コロコロ文庫)クリエーター情報なし小学館
ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊クリエーター情報なしフリュー