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「私も性欲の破戒をしたことはあります。今でも童貞ではありますが」井上嘉浩死刑囚(44)



オウム真理教 井上さん水中で息を止める修行中


井上嘉浩死刑囚(44)が証言 「今でも童貞」・・・オウム裁判で分かった男女のドロドロ

東京都庁小包爆弾事件(1995年)で殺人未遂などのほう助罪に問われたオウム真理教の元幹部、菊地直子被告(42)の裁判員裁判が、ドロドロの展開だ。
無罪を主張する菊地被告の関与をめぐって、井上嘉浩死刑囚(44)と、中川智正死刑囚(51)の証言が“衝突”。
井上死刑囚は法廷で、菊地被告と中川死刑囚が「男女の関係」にあったと暴露。
自らは「今でも童貞」と述べるなど、仰天発言も飛び出している。
爆薬の原料となる薬品の運び役だった菊地被告が、違法な任務と認識していたかどうかが裁判の焦点。
証言した2人の死刑囚によって、その見方は真っ二つにわかれた。
12日に法廷に現れた井上死刑囚は、菊地被告が「警察に見つかれば逮捕され、終わりだ」と話したなどと証言。
菊地被告の関与の深さを示す根拠として、中川死刑囚との“禁断の関係”を挙げたのだ。
菊地被告の中川死刑囚への女心を利用して、運び屋に協力させたという。

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元教祖、麻原彰晃死刑囚(59)=本名・松本智津夫=が「中川さんが菊地さんに手を出したと、ぼやいていた」と述べ、
「2人きりで(アジトの)部屋にこもることがあった。泊まることもあった」。
中川死刑囚の部屋に菊地被告がいるときは、「中川さんが『誰も入ってくるな』と言っていた」とも明かした。
井上死刑囚に、菊地被告との関係を暴露された形の中川死刑囚は13日、菊地被告との関係を 「(教団陸上部の)コーチと選手」と“釈明”。
アジトの部屋で2人きりでこもるときがあったと認めつつも 「薬品の話をした。それ以上でもそれ以下でもない」と男女の関係を否定した。
また、薬品の使用目的を「菊地被告に説明したことはなかった」。

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「(知識は)高校の化学レベル」などと述べ、菊地被告の無罪主張を支える内容に終始した。 信者に男女の恋愛を禁じていたオウム教団。
凶行の裏側で、ドロドロの愛憎劇があったことは、手記や証言などから明らかになっている。
井上死刑囚は12日、「私も性欲の破戒をしたことはあります。今でも童貞ではありますが」と、突然の「童貞宣言」をして驚かせた。

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ジャーナリストの門田隆将氏が今年2月に文芸春秋に掲載した井上死刑囚の獄中手記によると、
井上死刑囚は19歳のときに部下の女性と恋に落ちたが、戒律を破ったことが麻原死刑囚にバレて、
アルミの列車のコンテナの中で4日間の断水断食を命じられたという。
その後、麻原死刑囚の部屋の布団の上で、麻原死刑囚を待つ女性と鉢合わせ、息をのんだというエピソードを載せている。

中川死刑囚は出家当時から信者の女性と交際していたとされる。菊地被告には「かわいそうなことをした」と後悔の弁も述べた。




オウム捜索は「宗教弾圧」=サリン事件後に菊地被告−中川死刑囚が証言・東京地裁

オウム真理教による東京都庁爆発物事件で、
殺人未遂ほう助などの罪に問われた元信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判の第3回公判は13日午後も東京地裁(杉山慎治裁判長)で続いた。
証人出廷した元幹部中川智正死刑囚(51)は、地下鉄サリン事件で教団が一斉捜索を受けた後、「菊地被告は宗教弾圧と信じていた」と証言した。

同事件で逮捕状が出たことを知り、中川死刑囚は菊地被告に電話で「サリン事件はでっちあげだが、私は逃げる。あなたは出頭した方がいい」と伝えたと証言。
同被告は「身に覚えはないが、警察に何をされるか分からず怖い」と答えたという。
 
菊地被告は出家後、中川死刑囚がコーチをしていた陸上部に所属。同死刑囚は「雨の日も風の日も、毎日30〜50キロ走っていた」と振り返った。
同被告は元幹部土谷正実死刑囚(49)の下で化学実験に従事するようになったが、
中川死刑囚は「洗い物しかできないと思った。化学の知識はほとんどなかった」と話した。




「人殺しの道具と思わず」=菊地被告の認識証言−オウム公判で中川死刑囚・東京地裁

オウム真理教による東京都庁爆発物事件で、殺人未遂ほう助などの罪に問われた元信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判の第4回公判が14日、
東京地裁(杉山慎治裁判長)であった。証人出廷した元幹部中川智正死刑囚(51)は、爆薬の原料となる薬品運搬時の菊地被告の認識について、
「まさか私が人殺しの道具を作ろうとしているとは思わなかっただろう」と述べ、同被告の犯意を改めて否定した。

(2014/05/14-

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