女子生徒 バットで親に殴りかかったことも
長崎・佐世保市で高校1年の女子生徒が同級生を殺害した事件で、
逮捕された女子生徒は、以前、親に対して金属バットで殴りかかるなど家庭内でもトラブルがあったことが新たに分かった。
日本テレビ系(NNN) 7月29日
「自分から会いたいと誘った」
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、
殺人容疑で逮捕された女子生徒(16)が「自分から会いたいと誘った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、殺害された松尾愛和(あいわ)さん(15)は、1週間ほど前から女子生徒の家に遊びに行くと家族に話しており、
県警は計画的だったとみて経緯を詳しく調べる。
県警によると、女子生徒は松尾さんと会う約束をして、事件当日の26日の日中に佐世保市内の繁華街で待ち合わせた。
市内で買い物などを楽しんだ後、女子生徒が1人で住む市内のマンションに一緒に行った。
逮捕容疑は、26日午後8時ごろ、マンションの女子生徒の部屋で、松尾さんの後頭部を工具で多数回殴り、
ひものようなもので首を絞めるなどして殺害したとしている。遺体はベッドにあおむけの状態で、一部が切断されていた。
室内からのこぎり、ハンマーなどが見つかっており、女子生徒は「自分で買った」と話している。
県警は周到に準備をしていたとみている。
捜査関係者によると、女子生徒は「人を殺してみたかった」という趣旨の供述もしており「解剖に興味があった」とも話している。
捜査関係者によると、2人の間には何らかのトラブルもあったとみられるという。
県警によると、松尾さんの死亡推定時刻は26日午後8〜10時ごろで、死因は首を絞められたことによる窒息死だった。
毎日新聞 7月29日
佐世保・高1女子殺害 名士一家、母の死後、少女の生活激変「頭よすぎ変わってる」
長崎県佐世保市の高校1年、松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、
遺体の胴体にも激しく傷つけられた痕があったことが28日、長崎県警への取材で分かった。
殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)は周囲から「文武両道で多才」と評価される一方、
「暗く、変わった子」とも見られていた。
昨年秋に母親が亡くなって以降、生活が激変していたといい、県警は事件に至った背景も含め、慎重に調べを進める。
捜査関係者によると、女子生徒の遺体は首などが切断されていただけでなく、
胴体にも切断しようとした痕があった。司法解剖の結果、死因は窒息で26日午後8〜10時に死亡したとみられる。
学校関係者によると、少女をめぐる環境は最近1年間で激変。
仲が良かった母は昨年10月に他界。
冬季に父親とともに年代別の全国規模のスポーツ大会に出場した際は「母のためにもがんばる」と話していたという。
少女は母の死に際して感情を表に出すことはなかったが、落ち込んでいる様子だった。父親はその後再婚した。
事件現場となったマンションで1人暮らしを始めたのは今年4月。
大通りに面し、父親の職場に近く、学校へも徒歩圏。
「アニメ好き」が共通点だったという女子生徒の自宅とは徒歩で10分ほどの距離だった。
少女は9月から海外留学する予定で、自ら1人暮らしを希望。父親は「留学の練習」ということで許可したという。
一方、幼少期から少女を知る女性は「あまり笑わない。頭が良すぎるのか、少し変わっていた」とも。
進学校に通い、父親の影響で始めたスポーツだけでなく、芸術的な才能にも恵まれていた。
父親は地元で顔が広く、関係者は「誰もがうらやむような名士の一家」と話す。
ただ、学校関係者によると、少女は小学生時代に同級生の給食に異物を混ぜる問題行動を起こしていた。
中学校では小動物の解剖に夢中になっているという噂が広まり、「少し浮いた感じになっていた」という。
県警は28日午後、少女を長崎地検佐世保支部に送検する。
14歳以上の未成年者が逮捕されると通常、送検後に勾留され、地検が家裁送致し家裁が処分を判断。
故意に人を死亡させた事件では検察官送致(逆送)もある。
責任能力が争点となることが想定される事件では、地検は家裁送致前に数カ月間、鑑定留置をするケースが少なくない。
産経新聞 7月28日
徳勝もなみ
佐世保小6女児同級生殺害事件 2004年6月1日
長崎・佐世保市で高校1年の女子生徒が同級生を殺害した事件で、
逮捕された女子生徒は、以前、親に対して金属バットで殴りかかるなど家庭内でもトラブルがあったことが新たに分かった。
日本テレビ系(NNN) 7月29日
「自分から会いたいと誘った」
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、
殺人容疑で逮捕された女子生徒(16)が「自分から会いたいと誘った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、殺害された松尾愛和(あいわ)さん(15)は、1週間ほど前から女子生徒の家に遊びに行くと家族に話しており、
県警は計画的だったとみて経緯を詳しく調べる。
県警によると、女子生徒は松尾さんと会う約束をして、事件当日の26日の日中に佐世保市内の繁華街で待ち合わせた。
市内で買い物などを楽しんだ後、女子生徒が1人で住む市内のマンションに一緒に行った。
逮捕容疑は、26日午後8時ごろ、マンションの女子生徒の部屋で、松尾さんの後頭部を工具で多数回殴り、
ひものようなもので首を絞めるなどして殺害したとしている。遺体はベッドにあおむけの状態で、一部が切断されていた。
室内からのこぎり、ハンマーなどが見つかっており、女子生徒は「自分で買った」と話している。
県警は周到に準備をしていたとみている。
捜査関係者によると、女子生徒は「人を殺してみたかった」という趣旨の供述もしており「解剖に興味があった」とも話している。
捜査関係者によると、2人の間には何らかのトラブルもあったとみられるという。
県警によると、松尾さんの死亡推定時刻は26日午後8〜10時ごろで、死因は首を絞められたことによる窒息死だった。
毎日新聞 7月29日
佐世保・高1女子殺害 名士一家、母の死後、少女の生活激変「頭よすぎ変わってる」
長崎県佐世保市の高校1年、松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、
遺体の胴体にも激しく傷つけられた痕があったことが28日、長崎県警への取材で分かった。
殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)は周囲から「文武両道で多才」と評価される一方、
「暗く、変わった子」とも見られていた。
昨年秋に母親が亡くなって以降、生活が激変していたといい、県警は事件に至った背景も含め、慎重に調べを進める。
捜査関係者によると、女子生徒の遺体は首などが切断されていただけでなく、
胴体にも切断しようとした痕があった。司法解剖の結果、死因は窒息で26日午後8〜10時に死亡したとみられる。
学校関係者によると、少女をめぐる環境は最近1年間で激変。
仲が良かった母は昨年10月に他界。
冬季に父親とともに年代別の全国規模のスポーツ大会に出場した際は「母のためにもがんばる」と話していたという。
少女は母の死に際して感情を表に出すことはなかったが、落ち込んでいる様子だった。父親はその後再婚した。
事件現場となったマンションで1人暮らしを始めたのは今年4月。
大通りに面し、父親の職場に近く、学校へも徒歩圏。
「アニメ好き」が共通点だったという女子生徒の自宅とは徒歩で10分ほどの距離だった。
少女は9月から海外留学する予定で、自ら1人暮らしを希望。父親は「留学の練習」ということで許可したという。
一方、幼少期から少女を知る女性は「あまり笑わない。頭が良すぎるのか、少し変わっていた」とも。
進学校に通い、父親の影響で始めたスポーツだけでなく、芸術的な才能にも恵まれていた。
父親は地元で顔が広く、関係者は「誰もがうらやむような名士の一家」と話す。
ただ、学校関係者によると、少女は小学生時代に同級生の給食に異物を混ぜる問題行動を起こしていた。
中学校では小動物の解剖に夢中になっているという噂が広まり、「少し浮いた感じになっていた」という。
県警は28日午後、少女を長崎地検佐世保支部に送検する。
14歳以上の未成年者が逮捕されると通常、送検後に勾留され、地検が家裁送致し家裁が処分を判断。
故意に人を死亡させた事件では検察官送致(逆送)もある。
責任能力が争点となることが想定される事件では、地検は家裁送致前に数カ月間、鑑定留置をするケースが少なくない。
産経新聞 7月28日
徳勝もなみ
佐世保小6女児同級生殺害事件 2004年6月1日