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赤瀬川原平さんが消えた 77歳

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<訃報>赤瀬川原平さん77歳

前衛美術の旗手として頭角を現し、小説家として芥川賞を受賞、
エッセーでも「老人力」という流行語を生むなど幅広く活躍した美術家・作家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい<本名・克彦=かつひこ>)さんが
26日午前6時33分、敗血症のため東京都内の病院で亡くなった。
77歳。葬儀は近親者で営む。喪主は妻尚子(なおこ)さん。

父が消えた (河出文庫)クリエーター情報なし河出書房新社

1950年代末から無鑑査の美術展に出品を始め、60年、同世代の芸術家と「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。既成の価値観や表現にとらわれないオブジェを発表した。63年には故・高松次郎、中西夏之さんと結成した「ハイレッド・センター」で、さまざまなものを梱包(こんぽう)する立体作品を発表。都心部でのパフォーマンスを通し、東京五輪を前に急変する社会に疑問の一石を投じた。

 63年に千円札の片面を原寸大に印刷し、個展の案内状デザインに利用したことが、後に「通貨及証券模造取締法違反」に問われ、「犯罪か芸術か」をめぐる「千円札裁判」として注目された。70年、最高裁で執行猶予付き有罪が確定した。

 70年代には「尾辻克彦」のペンネームで小説の執筆も開始し、81年、「父が消えた」で芥川賞を受賞。また、老化の兆候をポジティブにとらえたエッセー「老人力」(98年)がベストセラーとなり、翌年の毎日出版文化賞特別賞を受賞した。

 散歩を愛し、路上観察を提唱したほか、日本美術の面白さを分かりやすく説く文章やトークが人気を集めた。2006~10年、本紙夕刊(東京本社紙面)でコラム「散歩の言い訳」を連載。著書に「超芸術トマソン」「千利休」「東京随筆」など。直木賞作家の赤瀬川隼さんは兄。

 11年の胃の全摘手術以降、体調が悪化。25日夜、容体が急変したという。18日から東京都の町田市民文学館ことばらんどで個展を開催中。千葉市美術館でも28日に美術展の開幕を控えていた。

(毎日新聞 2014年10月27日)

赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい、1937年3月27日 - 2014年10月26日)

肌ざわり (河出文庫)クリエーター情報なし河出書房新社

自分は
赤瀬川 原平からも
尾辻克彦からも
強い影響を受けまくった
とゆーかパクリまくった
日本の思想の父 日本の前衛の父
考え方 認識法 文章の壊し方 逸脱法 硬さと柔らかさのバランス感覚
とにかく 表現とか 文化に関する 全てだ
初めて「父を消えた」を読んだ時 えらいビックリした
それはみなさんがビートルズを聴いた時とか そーゆー時
いわゆるカルチャーショックですな
赤瀬川 原平さんには どこの時代にも常に新しいカルチャーショックがあった

出口クリエーター情報なし講談社

超芸術トマソン (ちくま文庫)クリエーター情報なし筑摩書房

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赤瀬川原平 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)クリエーター情報なし河出書房新社

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