2014年5月20日、東京・新宿で起きた橋本妙子さん暴行殺害事件で
関香織(せきかおり)容疑者
高橋愛美(たかはしまなみ)容疑者
篠塚佳那(しのづかかな)容疑者
勝又香(かつまたかおり)容疑者が逮捕された。
勝又香容疑者(43)
集団暴行で女性死亡 元ホストを逮捕
今年5月、東京・新宿のマンションで31歳の女性が女らに集団で暴行を受けて死亡した事件で、
警視庁は先月30日、元ホストの男を逮捕した。
傷害の疑いで逮捕されたのは、元ホストの田中悠貴容疑者(21)。
警視庁によると、田中容疑者は知人の女らとともに、今年5月、
新宿のマンションの部屋で、橋本妙子さん(当時31)に殴る蹴るなどの暴行を加え大けがをさせた疑いがもたれている。
橋本さんはその後、死亡し、これまでに関香織被告ら女4人が傷害致死の罪で起訴されている。
関被告らは、橋本さんを鉄パイプで殴ったり、アイロンを押し付けたりするなどの暴行を加えたとみられている。
田中容疑者は調べに対し、「部屋にいただけで手を出してない」と容疑を否認しているという。
(2014年12月1日日テレニュース )
知人の女性を集団で暴行したとして、
警視庁は21日、無職関香織容疑者(26)ら女3人=いずれも東京都新宿区6丁目=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。
女性は同日未明に搬送先の病院で死亡。
警視庁は容疑を傷害致死に切り替えて調べる。
新宿署によると、他に逮捕されたのは、いずれも関容疑者と同じマンションに住む無職の高橋愛美(20)、篠塚佳那(20)の両容疑者。
3人の逮捕容疑は19日、自宅マンションの室内で東京都中野区在住の30代の知人女性を鉄パイプで殴ったり、蹴ったりしたというもの。
3人は容疑を認めているという。
20日夕、3人から「息をしていない」と119番通報があり、救急隊員が駆けつけたが、
被害女性の顔や背中にはあざがあり、心肺停止の状態だった。新宿署は仲間内のトラブルが原因とみている。
新宿・歌舞伎町にほど近いマンションの一室から119番通報を受けて救急隊員が駆けつけた時点で、橋本さんはすでに心肺停止状態。
吐しゃ物にまみれた布団に寝かされていた橋本さんの顔面は、めった打ちにされて無残に腫れ上がり、背中にも暴行による巨大なアザができていて、
救急隊員も目を背けるほどの惨状だったようです。
容疑者の女たちは、よってたかって鉄パイプや素手でところかまわず橋本さんを殴りつけ、足蹴にし、熱したヘアアイロンを押し付け、その様子をインターネットの動画投稿サイトで、”生中継”していました
5月20日、合計4人が加担した集団暴行によって死亡したのは、中野区在住の橋本妙子さん(31)。
搬送先で息を引き取った21日、新宿署は傷害容疑で関香織(26)、高橋愛美(20)、篠塚佳那(20)の3容疑者を逮捕し、
6月2日には、共犯の一人として勝又香容疑者(43)を逮捕した。
関容疑者らは当初、「橋本さんを看病していた」などと説明していたが、その後、「悪口を言われ、腹が立ったのでやった」と暴行の事実を認めた。
さらに、関容疑者らの供述とマンションの防犯カメラの映像から関与が浮上した勝又香容疑者(43)も6月2日に傷害致死容疑で逮捕された。
「暴行のあった日はマンションに行っていない」。勝又容疑者はこう供述し、容疑を否認している。
凶行の現場は勝又容疑者以外の3人が5月から共同生活を初めていた歌舞伎調近くのマンションで、主犯格は関容疑者とみられている。
捜査幹部は憤りを隠さずにこう言い放った。「ささいな悪口を言った言わないの口論から凄惨なリンチを加え、ネット上でも公開するとは言語道断。
とても人間のすることとは思えないが、こういった人間には反省の気持ちなどないのだろう。橋本さんがあまりにもかわいそうだ」
ところで、女性だけの陰惨な事件と思いきや、男も関係していたようで、練馬区の無職、木田満容疑者(34)が逮捕されている。
直前に別のマンションで橋本さんの顔を殴るなどしたとして、警視庁新宿署は傷害容疑で逮捕した。
本人は、「現場にはいたが、殴ったりはしていない」と言っているようだが、男も事件に関係していたとすると、事件の内容が思い描いていたものと変わってくるのかもしれない。
ところで、この事件はホストクラブが絡んでいる。無残な死を遂げた橋本妙子さんの親族が思い口を開く。
「妙子は生まれてすぐに父親が蒸発したため、3歳くらいまで児童擁護施設に預けられていました。
その後は母と10歳上の姉の3人暮らしでしたが、彼女が12歳の時に母親が病死し、姉と二人で苦労を重ねて必死に生きてきたんです。
やがて歌舞伎町に出入りするようになり、ホスト遊びにハマって、親戚からも借金を重ねるようになりました。
そこで、今回逮捕された悪い仲間と知り合ったようです。売春が行われているエリアで妙子が立ちんぼ風の女性と談笑しているのを見かけたこともあります。ずっと家族も友達もいない人生だった妙子が、笑いながら、
「やっと居場所を見つけたよ」と言ったのが忘れられません。その時に『がんばれよ』と言って別れたのが最後になりました。運命の呪われたような人生だった」
そして主犯の関香織容疑者も毎晩のように仲間を引き連れて、ホストクラブで遊んでいたという。
ホストクラブでの遊興費は恐るべき方法で稼ぎだしていた。関容疑者を知るホストクラブの関係者が言う。
「仲間と一緒に立ちんぼもし、裏稼業の元締の下で”援デリ(本番アリの援助交際デリヘル)もやっていました。
歌舞伎町のホテル街で、香織ちゃんがオッサンを連れて歩いている姿も見ています。
ただ、女を売るにはビジュアル的に厳しいので、さほど客がついたとは思えない。
彼女の収入減でいちばん多かったのは、ホストの売掛金の回収でしょう。ビジュアルがよくないから、ホストもあまり相手にしたがらないし、一緒に
歩きたがらない。
だからこそ、ホストに代わって、女が店で使ったカネを回収するなんてエグイことをやっていたんじゃないか。カメにもなるし、ホストに恩も売れる。一石二鳥だったんですよ」
女だてらに回収業をうやっていたのは、腕っ節に自信があったからだろう
「香織は中学時代は柔道部で鳴らしたというのが自慢で、完全に体育会系のノリだった。上下関係だの挨拶だのにうるさくて、香織に睨まれたら、どんな人でも震え上がりますよ。今回のリンチもそうした人間関係のトラブルが原因だと思います。橋本さんが「勝又の悪口を言った」のがリンチの理由だそうですから」
(関容疑者を知る風俗店関係者)
そんな関容疑者は、二人の子を持つシングルマザーでもあった。『LINE』には、子供と一緒の写真もアップしているという。
FRIDAY6月20日号