長男殺そうと火をつける…71歳の父親を逮捕
長男に火をつけて殺そうとしたとして、和歌山県警和歌山東署は4日、
和歌山市黒田、運送業日下憲明容疑者(71)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
「殺す気で、ライターで火をつけた」と容疑を認めているといい、同署は詳しい動機などを調べている。
発表では、日下容疑者は4日午後10時15分頃、和歌山市内の元妻(69)宅前の路上で、
長男の昭弘さん(40)が乗り込んだ軽乗用車のドアを開け、
昭弘さんに灯油のような液体をかけてライターで火をつけ、
殺害しようとした疑い。
昭弘さんは全身をやけどする重傷。
近所の住民の通報で駆け付けた署員2人も消火活動の際に軽いやけどを負った。
昭弘さんは日下容疑者と同居で、この日は元妻宅を1人で訪れていた。
犯行後、日下容疑者は逃走したが、同署員が約1時間15分後に自宅で取り押さえた。
(読売新聞 1月5日)
息子に火つけた疑い 父親を逮捕 和歌山
4日夜、和歌山市の住宅に全身にやけどを負った男性が助けを求めて駆け込み、
警察は、71歳の父親が男性に灯油とみられる液体をかけ、火をつけたとして、殺人未遂の疑いで逮捕しました。
4日午後10時すぎ、和歌山市有本の住宅に全身にやけどを負った40歳の男性が助けを求めて駆け込み、
この家の人が110番通報しました。
警察官が駆けつけたところ、近くの路上で車が燃えているのが見つかり、男性は「父親に火をつけられた」と話したということです。
警察が、現場から1キロほど離れた自宅にいた父親で運送業の日下憲明容疑者(71)から事情を聴いたところ、
火をつけたことを認めたため、殺人未遂の疑いで逮捕しました。
調べに対し、「殺そうと思って火をつけた」と供述し、容疑を認めているということです。
男性は病院で手当てを受けていますが、全身に大やけどをしていて重傷だということです。
警察によりますと、日下容疑者は、大やけどをした息子にあたる男性と2人暮らしで、
4日は離婚した妻の家に2人で行っていましたが、男性が家を出て車に乗り込んだ際に灯油とみられる液体をかけ、
ライターで火をつけたとみられるということです。
警察が、動機やいきさつについて調べを進めています。
(1月5日NHK)