新潮文庫の表紙変わったん?
三島由紀夫の文庫もんの装丁は朱色とグレイの昔ながらのやつが
カッチョエエし、しっくりくると思うんですが
禁色 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社
前にね 橋本治の「三島由紀夫とななにものだったのか」とゆー本を入手して読んでたら
どーも この「禁色」と「豊饒の海」を読んでおかんと 話が通じない節がありそーなんで
図書館で借りました「禁色」
自分は「金閣寺」と「仮面の告白」と「音楽」ぐらいしか読んでなかったもんで
めんどくさいからね 三島由紀夫にとっつくんは
血気盛んな思春期やったら まだグイグイ進めたんでしょうが
今年55才になってしまう身には この「禁色」は辛い
そんな小難しく理解しがたい文面や内容ではないんですが
とにもかくにも まどろっこしい
このまどろっこしいぶりや堂々巡りっぷりの心理描写が好きな人は好きだったり偉業だったりするんだろーが
なんで そんなクソめんどくさい考え方をいちいちして
いちいち例え話やめんどくさい形容詞を長々とくっつけたりすんのんか
そーゆー時代だったのか
三島様の若気の至りとゆーか自意識過剰過ぎとゆーか
とにかくめんっくちゃい
でも三島様とは何様なのかをちぃとでも知るために
頑張って半分ぐらい読み進めましたが そろそろ降参したいところでやんす
そこまで辛抱しても最終的に得るものがあんのんか?と
多分読み終わってガッカリして時間の無駄をしたよーな気がする予感が濃厚
Wikiさんに要約したことが記されてあるので
それで用を足しておくっつー手もありますが
なんか それやと めんどくさい三島様のコブシとゆーか要とゆーかコア的なもんがわからんと思うので
めんどくささに我慢せんとアカンとは思います
とりあえずコピペだけはしときましょう
すんません めんどくさい時は これで逃げてしまうやもしれません
時代は1950年(昭和25年)夏から1951年(昭和26年)秋頃まで。
檜俊輔は還暦を5つ越えた老作家。すでに全集を3度刊行し揺ぎない地位を確立していたが、今まで3人の妻をはじめ、心を寄せた女たちからことごとく裏切られ続けてきた。それでいながら懲りることもなく、今も美少女の康子を追いかけ伊豆半島の南端の海岸へ来ていた。その海で俊輔は偶然、ギリシア彫刻のような美青年・南悠一に出会う。悠一は康子の許婚であった。だが同性愛者の彼は結婚をためらい、それを老作家・俊輔に相談しに来た。俊輔は、悠一が決して女を愛さない美青年ということを利用し、今まで自分を傷つけた女たちへの復讐を思いつく。俊輔は、悠一の母の療養費を出す見返りに自分の指示通りに動くことを彼に契約させ、康子との結婚も強く勧める。康子も俊輔の復讐の対象であった。
俊輔は、かつて自分を美人局で嵌めた鏑木元伯爵夫人や、振られた穂高恭子に悠一を引き合わせ、その魅力で彼女たちを翻弄させようと悪知恵を働かせた。悠一は、俊輔の活き人形となって女たちを手玉にとる一方、ゲイバー「ルドン」で知り合った同性愛者の少年や男たちとの刹那的な関係を謳歌する。
クリスマスのゲイ・パーティーに参加していた悠一は、そこに現われた鏑木信孝元伯爵と出くわし、お互い驚き合う。鏑木信孝も同性愛者で、仲間内では「ポープ」と呼ばれていた。悠一はポープの誘惑に負け一夜を共にし、彼の愛人となった。鏑木信孝の秘書として邸宅に出入りするようになった悠一は、ある日、鏑木夫人に鏑木信孝との同性愛の情交現場を見られてしまう。鏑木夫人は激しい衝撃を受け失踪した。
失踪先から鏑木夫人の長い手紙が悠一宛に届いた。それは自身の娼婦まがいの半生と、悠一への真摯な恋との告白であった。感動した悠一は、その手紙を俊輔に見せ、自分が鏑木夫人を愛していることが分かったと言う。俊輔はその言葉を笑い飛ばしながら、自分が悠一に恋し始めていることに気づく。
鏑木信孝と縁を切った悠一は、以前「ルドン」に偶然入店してきた、俊輔の旧友・河田弥一郎と愛人関係を結びようになり、河田の会社を手伝ううちに事業人となる野心が芽生える。その一方、俊輔の指示で穂高恭子を騙し、傷つけることに成功する。やがて妻・康子が出産し、それに立ち会った悠一は女なるものと、自分の赤ん坊とに向かい合い、徐々に刹那的な男色の世界の戯れに退屈を覚える。そんな折、動物園で知り合い関係を持った少年・稔と親しくなるが、稔の養父・本多福次郎の嫉妬により、悠一は同性愛者であることを母や妻・康子に密告される。窮地に陥った悠一は、京都にいる鏑木夫人に助けを求めた。悠一に母性的な無私の愛を抱くように変化していた鏑木夫人は彼のため尽力して、危機を救った。2人の間には友愛のような新たな愛の関係が生まれる。
稔や河田とも縁を切った悠一は、俊輔からも独立しようと、河田から受け取った手切れ金の小切手を持って俊輔宅を訪問する。すでに老作家・俊輔は、徐々にそういう成り行きを予感していた。そして自分がいつの間にか悠一を愛していることもはっきりと自覚していた。俊輔は全財産を彼に譲ると言い遺し、悠一の傍らで、眠るように自殺する。