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Channel: すそ洗い 
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「セッション」は賛の方で

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「セッション」
(原題:Whiplash)

監督脚本
デミアン・チャゼル

出演
マイルズ・テラー
J・K・シモンズ

普段は映画評を見てから映画を見に行くとゆーことはまず無いのですが
今回はたまたま 菊池なんとかさんとか町山なんとかさんの を目にしてしまい
その賛否の方に気を取られてしまいました
あきませんな
他人のゆーことなんか聞いたらあきません

結論からゆーと 私は賛否でゆーと賛の方です
菊池さんのゆーのもわからないではありませんが
そんなジャズ専門的な観点から言われてもカンケーありませんからね
映画の要はオモロイかどーかで 退屈せんかどーか キモチを持っていかれるかどーかです
そゆー意味では じゅうぶん賛です オモロイ映画です
何しろ否定論を読み ハードルがうんと下げてしまい
1800円出すのも ハズレだった場合ムカつくので わざわざ映画の日の今日1100円で見に行きました
700円は大きいですからね 平井に行けば 美味いホットケーキか美味いたこ焼きが食えますから
そんなそーとーダメな期待度マイナス映画だったもんで
しょっぱなからからさいごまで全部全部オモロイことずくめやおまへんか
この映画のどこがダメだっつーの?
菊池なんとか阿保ちゃうゆーぐらい私の評価は高い
ハードル下げるとそこまで楽しめるフツーにオモロイ映画です


テーマはジャズドラマーの卵のお話
フルメタルジャケットの鬼教官みたいに口の汚いハラスメント鬼教師の
罵詈雑言とビンタに耐えるジャズドラマーの卵
映画自体に悪口が色々言われてるよーに
「エ?」「それはないでしょ」とゆーことは多々出てきます
とにかく主人公がいちいちボンクラ過ぎまして
肝心なとこてで遅刻多過ぎ
遅刻厳禁派の私としては主人公の人格全否定したいほどの人物
そして鬼教師性格イイんだか極悪なんかはっきりしない
そーゆー???な二人の苛め苛めら最後はバトルのスペクタルには
やはり???な二人の人格が必要なのですね
面白おかしくするためには仕方ない人物設定
もちろん観客の存在は無視です
めちゃくちゃですが
終わった時の整合感がピタっと合っていて
すごくキモチイイんです

音楽家を描くための肝であるところの
アテレコじゃなくて本当に演奏してるよーに見えるよーには作られているのがポイント高いです
少なくとも私の鈍な目にはアテレコかもしんないが本当に叩いてるよーに見える
ウッディアレンの「ギター弾きの恋」よりは出来がイイ演奏描写
映画自体の出来は当然ギター弾きの方ですが
ギター弾きの方はまったくジャンゴの欠片も演奏でけへん感じが見え見えなのが一番の弱点
よってセッションの方が勝ちです
音楽自体映画自体は別にして

ジャズドラムの演奏はあんましエエとは思われないし
好き嫌いでゆーと嫌いな部類の手数とテンポですが
下手か巧いかゆーたら巧いと思えるし 派手で速い
タメが無いが そーゆー細かいことをいちいち問題にする映画でもなさそーだし
予想をはるかに超えた 演奏とか撮影方法とかを堪能でけます
鬼教師も何をそんなに怒り狂ってらっしゃるのかわかりまへん
それより何よりドラムとゆー楽器の素晴らしいプロダクトデザインを
上からも横からも斜め上からも斜め下からも
色んなところから 鉢と太鼓の表面シンバルの表面の当たってる感じ
あんな姿やこんな姿も見れ ドラムフェチにはチンポビンビンやもしれません
ただし 何度もゆーが タメは無い
それもエエとしょう

あーっとただし自分はチャーリー・パーカーのことは全く興味ないし
相変わらず サックスの音は大嫌いなのでサックスの入ってないCDをなるべく選んで買ってます
そのよーな耳です

ドラマーで好きなのはストーンズのチャーリーとカンのヤキーで
最近好きになったジャズのドラマーはJonathan Blake とMARCUS GILMORE とBill Stewartです
そんな耳です
すんません

挫折はしない
イイ言葉だ

いつもはヒロイン女子はいいか悪いかを重点的に見るドスケベーな私ですが
今回はコテコテの男子映画なのであの女子に全く目がいきませんでした
中途半端なことゆーてるフツーの女子で
あまり好きにはなれません
こんな奴いたなーて感じです
それよりドラムですドラムドラムドラム
もっともっとドラムを映してくでーゆー感じです


菊池なんとかゆー人の意見は無視して見に行った方がエエと思います
勢いとセンスは悪くないと思います
ぜひ! 




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