「モンパルナスの灯」
Les amants de Montparnasse (Montparnasse 19)
1958年
監督脚本
ジャック・ベッケル
出演
ジェラール・フィリップ:モディリアーニ
アヌーク・エーメ:ジャンヌ・エビュテルヌ
ジェラール・セティ:画商ズボロフスキー
リリー・パルマー:ベアトリス
リノ・ヴァンチュラ:画商モレル
モディリアーニはあんまし興味のない絵描きさんだったので モディリアーニを扱った映画があることなんか知らなかった
たまたま イクスピアリの入り口の看板で「モンパルナスの灯」っつー白黒映画をリバイバル上映するっつーんで
どんな映画かなと説明を読んでみるとモディリアーニ映画らしーし
こーゆーんはDVDで観ても眠いだけやし もー死ぬまでに二度と観る機会はないだろーと 見に行きました
前半~中盤 もっちゃりしたテンポで展開するし
主役の男子が何やら中途半端な美青年で 全然絵描きさんの苦悩を出してるよーには思えないし
呑んだくれの 女にモテモテの ヤな感じの野郎で
あんな変な絵を描くモディリアーニには到底見えませんがなと かなり批判的な目で見てしまいました
モディリアーニは多分 あんな絵の描き方をしないだろーと
愛する女子と暮らすよーになり 個展を開くも2日目からパッとしないし
相変わらず 捻くれてるし スネてるし
アメリカ人が絵を買ってくれるやもしれんと いそいそとアメリカ金持ちの泊まってるホテルに行くも
むかつく態度でこられて ここでまたスネちゃうし交渉も決裂
この ドツボな展開から徐々にオモロくなってきます
おっとこれは なかなかのドツボな悲劇映画なのではと
ラストは 死の画商人が 飲み屋で絵を売り歩き誰も買ってくんないズタボロのモディリアーニの後ろにぴったり張り付き
行き倒れの病院で死を確認してから 恋人との住まいに出向き
絵を現金で買い漁るエグい絵顔で終わります
この終わり方が なかなかのドツボ悲劇でヨイのです
もっちゃりした映画なので もっと古い映画かと思ったのですが
1958年やと
もう少し キビキビして欲しかったですな
モディリアーニ
(アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ Amedeo Clemente Modigliani、1884年7月12日 - 1920年1月24日)
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