「自殺」
末井昭
久しぶりに末井さんの本に出会う
図書館でやけど
末井昭とゆーと サブカルとゆージャンルがもしもあるとしたら それの頂点である
サブカルチャーとゆーのは末井昭のしでかした出来事である
高校生の時古本屋で単なるエロ本だと思って買った「ウィークエンドスーパー」とゆー雑誌は
新しい文化の香りがクンクンしたのでえらくビックラこいたもんです
その後発の「写真時代」も創刊当時から欠かさず買うことになる
雑誌編集長のやらかす出来事で雑誌を買うとゆーのは 後にも先にも その時だけである
売れに売れたパチンコ雑誌を作られるよーになっれから 遠ざかってしまい
不倫したり再婚したりされてるのは なんとなく知るしかなく
死んだんだっけと最近まで勘違いしていた末井昭は生きていた
「自殺」の内容は
いつも通りの末井節
テーマは自殺であるが 末井さんの描くことだから当然ながら重苦しいものではなく のほほんと
だからとゆーて明るくもなく 奇をてらったわけでもなく のほほんとしてるのに切実
いや のほほんとしてるから切実か
しょっぱなから ハズレネタ無しのハート鷲掴みである
ウィークエンドスーパー編集長時代の手伝いに来たFさんとの恋愛不倫嫉妬SEX自殺未遂精神病院の件が絶品
荒木経惟さんの紹介で来た両親が心中した青木麓さんのインタビューが絶品
色々な新絶品ネタにダイナマイト心中したお母さんの昔っからの十八番ネタを絡ませながら
懐かしくもあり新しい息吹もあり
生きていてよかったなーと思う珠玉の数々でナイス
自殺クリエーター情報なし朝日出版社