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神田司死刑囚(44)の死刑執行

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名古屋闇サイト女性殺害、神田司死刑囚の死刑執行


法務省は25日朝、名古屋市で起きた「闇サイト殺人事件」の神田司死刑囚の死刑を執行しました。
上川法務大臣の下で初の死刑執行です。

名古屋拘置所で死刑が執行されたのは神田司死刑囚(44)です。
神田死刑囚は2007年、携帯電話の「闇サイト」で知り合った男2人とともに、
名古屋市で磯谷利恵さん(当時31)を拉致して殺害した強盗殺人などの罪に問われ、
2009年、一審の名古屋地裁で死刑判決を受けました。

その後、自ら控訴を取り下げ、死刑が確定。共犯の男2人は無期懲役が確定しています。

死刑の執行は去年8月以来で、上川法務大臣の下では初めてです

(TBS系(JNN)2015年 6月25日)



「闇サイト殺人事件」の神田司死刑囚の死刑執行 第3次安倍内閣で初

法務省は25日、平成19年に名古屋市内で起きた「闇サイト殺人事件」の神田司死刑囚(44)=名古屋拘置所=の死刑を執行したと発表した。第3次安倍内閣で初めて。上川陽子法相は就任直後の記者会見で「今の法の仕組み、枠組みを前提として行動するのが第一義。澄んだ心でこの制度に厳正に向き合うつもり」と死刑制度を維持する意思を表明していた。

これで未執行の確定死刑囚は、静岡地裁が平成26年3月に裁判のやり直しを決定するとともに刑の執行を停止した袴田巌さん(79)を除いて、129人となった。

上川法相は昨年10月に就任して以来初めての執行となった。谷垣禎一元法相が昨年8月に執行したのが最後。松島みどり前法相は約1カ月半の任期中に一度も執行していなかったため、10カ月ぶりの死刑執行となった。

確定判決などによると、神田死刑囚は19年8月、携帯電話のサイトで犯罪仲間の募集に応じた2人の男と名古屋市内のレンタルビデオ店の駐車場で落ち合い、若い女性を拉致して強盗することを提案。2人も同意し同日夜、帰宅途中の女性会社員=当時31=を乗用車に押し込んで手錠をかけ、現金約6万円とキャッシュカードを奪った。

さらに女性の頭部をハンマーでメッタ打ちにして殺害し、遺体を岐阜県瑞穂市の山中に埋めた。

神田死刑囚らは偽名を名乗るなど互いに素性も知らないまま犯行に及んでおり、インターネット社会における安易な犯罪の構図が浮き彫りになった。

1審名古屋地裁は平成21年3月、死刑を言い渡し、神田死刑囚はいったん控訴したものの、翌月に取り下げて死刑が確定した。

死刑制度をめぐっては、内閣府が今年1月に発表した「基本的法制度に関する世論調査」で死刑制度容認派が約8割にのぼっていた。


(産経ニュース 2015年 6月25日)



闇サイト殺人事件(愛知女性拉致殺害事件)
2007年(平成19年)8月24日
愛知県名古屋市内で発生した強盗殺人事件

2007年8月24日午後10時頃、
名古屋市千種区の路上を歩いていた31歳の女性を、男3人は道を尋ねる振りをして、車に連れ込んで、手錠をかけて拉致。
約6万円とキャッシュカードを奪う。
さらに包丁で被害者を脅して、キャッシュカードの暗証番号を聞き出し、
8月25日午前0時頃、愛西市佐屋町の駐車場で被害者を殺害する。
被害者の女性は「殺さないで下さい」「話を聞いて」と何度も命ごいをしたが聞き入れられず、
容疑者は犯行が露見するのを恐れ、被害者の顔に粘着テープを巻きつけた上にポリ袋をかぶせ、
ハンマーで頭を数十回めった打ちにし、遺体を岐阜県瑞浪市の山中に埋めて逃走した。
女性の死因は窒息死とみられている

犯行グループ3人は日常生活で面識はなく、
知り合って犯行を行うきっかけとなったのが携帯電話サイト「闇の職業安定所」という犯罪者を募集する闇サイトである。


神田司、堀慶末、川岸健治


闇サイト殺人事件とは【闇の職業安定所】 - NAVER まとめ


下山保男裁判長は堀被告について、1審の死刑判決を破棄する一方、
川岸被告に対する検察側の控訴を棄却するなどして、両被告とも無期懲役が妥当だと判断した。
共犯として起訴され、1審で死刑を言い渡された元新聞セールススタッフ神田司死刑囚(40)は、
控訴を取り下げ、すでに確定している。

控訴審は1審と同様、被害者が1人の事件に死刑を適用すべきかどうかが最大の争点になっていた。
09年3月の1審判決は、「インターネット上の掲示板で知り合った集団による極めて悪質性が高い犯罪だ」
として、堀被告と神田死刑囚に死刑を言い渡す一方、事件直後に自首した川岸被告については、
「事件の解決に果たした役割は大きい」として無期懲役とした。

検察側は控訴審で、川岸被告について、「反省悔悟の情による自首ではなく、
1審は自首を過大に評価している」として、川岸被告も死刑にするよう主張。
一方、両被告の弁護側はそれぞれ、1審判決後に行った犯罪心理鑑定の結果に基づき
「人格に凶悪さは認められない」などと主張、死刑を回避するよう求めていた。




闇サイト殺人 2被告に死刑、1人に無期判決 名古屋地裁

名古屋市千種区の派遣社員、磯谷利恵(いそがい・りえ)さん(当時31歳)が07年
8月、拉致・殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた闇サイト仲間の3被告に対
し、名古屋地裁の近藤宏子裁判長は18日、神田司(38)、堀慶末(よしとも)(33)
両被告に求刑通り死刑、川岸健治被告(42)に無期懲役(求刑・死刑)を言い渡した。
検察側は「3人の刑事責任は等しく重大だ」と訴えたが、近藤裁判長は「神田被告が主導
的役割を果たした」と認定した。

判決は、3被告が事件当日の07年8月24日、名古屋市緑区のレンタルビデオ店の駐
車場の車内で強盗を計画した際、堀被告が「どうしても30万円が欲しい」、神田被告が
「今日中に女性を拉致・監禁して(銀行口座の)暗証番号を聞き出し、金を引き出そう」
と提案したと認定。その際、「最後は殺してしまうけどいいですか」との神田被告の提案
を、他の2被告が了承したとして、事件前に3被告が殺害を計画していたと認めた。

また3被告はこの後、同市北区のファミリーレストランに移動して話し合いを続けた。
判決は、強盗殺人の共謀の成立時期については「遅くとも午後7時ごろ、ファミリーレス
トランを出発した時」とした。

殺害の計画性を巡っては、検察側が論告で「当初から拉致・殺害を認める合意があり、
事件当日に再確認した」と強調。一方、弁護側は「寄せ集めの集団で、意思の通じ合いが
ない行き当たりばったりの犯行。事前に具体的な殺害方法や場所を決めておらず、殺害も
突発的だった」と計画性を否定していた。

日本弁護士連合会によると、最高裁が83年に「永山基準」と呼ばれる死刑の判断基準
を示して以降、被害者が1人の殺人事件で死刑が確定したのは、身代金目的誘拐や仮釈放
中の事件が大半を占める。だが検察側は「無差別に拉致・殺害し、社会を震撼(しんかん)
させた」と死刑を求刑。弁護側は「過去の死刑確定事件に比べ、特別悪質とは言えない」
と訴えていた。

判決によると、携帯電話の闇サイトで知り合った3被告は07年8月24日未明、名古
屋市千種区内の路上で帰宅途中の磯谷さんを車内に連れ込み、25日未明、愛知県愛西市
内の駐車場で頭を金づちで殴り、首を絞めるなどして殺害。現金約6万2000円などが
入ったバッグを奪った。



磯谷さんは、帰宅途中に男3人に車に押し込まれ拉致された。
愛知県愛西市内の駐車場で現金とカードを奪われ、
男たちはカードから金を引き出すために包丁を突きつけた。
車内で男が「カードの暗証番号を教えな。殺しちゃうよ」というと、磯谷さんは体を震わせて暗証番号を教えた。

3人の男はそこで磯谷さんの顔にガムテープを巻いて顔を覆い、ハンマーで頭部をめった打ちにし、
頭にビニール袋をかぶせたうえで首を絞めて殺害した。遺体は岐阜県瑞浪市の山中に遺棄した。
3被告は磯谷さん殺害後に、教えられたカードの暗証番号で現金を引き出そうとした。
しかしその番号はウソで、引き出すことはできなかった。

番号は「2960(ニクムワ)」としており、富美子さんは利恵さんが
数字の語呂合わせが昔から好きだったことを明かした。
死を覚悟した利恵さんが最後の抵抗としてのウソだった。

暗い車内の床に座らされ、動くことができない。
川岸被告が乱暴しようとした直後に3人で利恵さんを取り囲み、暗証番号を言えと脅した。
番号を聞き出したと思うとすぐに殺害した。

だが、銀行などで3度引き出そうとしたがうまくいかない。
「まさか、あの状況でうそをつくとは」と、3人はあぜんとしたという。母親の富美子さん(57)は
「殺されると覚悟していたから。むざむざお金までとられたくないと思ったのでしょう」と話す。

事件後、マイホームを買い、母を喜ばせたいと計画していたことを娘の友人から聞いた。
数年前の光景が浮かんだ。「お父さんとの約束で果たせてないのはマイホームだけだわ」と
一人娘の利恵さんにこぼすと、目を細めて笑ってうなずいていた。



裏バイト・闇の職業安定所


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