ボルト史上初2大会連続3冠達成!ジャマイカ400Mリレー4冠
世界陸上第8日は29日、北京で行われ、
男子400メートルリレー決勝でウサイン・ボルト(29)擁するジャマイカが37秒36で4連覇を果たした。
5月にバハマのナッソーで開催されたワールドリレーではジャスティン・ガトリン(33)らを擁する米国に敗れたが、見事に奪冠に成功した。
2位でゴールに入った米国が最終走者へのバトンの受け渡しミスのため失格となり、2位に中国、3位にはカナダが入った。
ボルトは男子100メートル、200メートルに続き史上初の2大会連続3冠を達成した。
世界選手権の金メダル数も、大会最多記録を通算11個に伸ばした。ボルトは200メートル決勝の直後、
カメラマンに激突して左ふくらはぎに裂傷を負っていたが、この日は影響を全く感じさせない完璧な走りを見せた。
日本は、予選で大瀬戸一馬(法大)藤光謙司(ゼンリン)長田拓也(法大)谷口耕太郎(中大)登場も38秒60の1組4着で落選した。
また、女子の400メートルリレーは、女子100メートルで連覇を果たしたシェリーアン・フレーザープライス(29)を擁するジャマイカが41秒07の世界陸上新記録で2大会連続の金メダルを獲得。2位は米国、3位にはトリニダード・トバゴが入った。
Usain St. Leo Bolt,
ウサイン・ボルト(1986年8月21日 - )
usainbolt.com
ウサイン・ボルト、セグウェイにひかれる「奴は俺を殺そうとした」とジョーク
第15回世界陸上北京大会男子200m決勝に出場したウサイン・ボルトが、19秒55の今季世界最高タイムで優勝したが、その直後に悲劇が起こった。
100メートルに続き、ボルトはジャスティン・ガトリンに勝って金メダルを手にしたが、ジャマイカ国旗をまとってウィニング・ランをしていたら、セグウェイに乗っていたカメラマンが倒れて巻き込まれて左すねに擦り傷を負った。
ボルトはその出来事について、「奴は俺を殺そうとしたんだ。何が起こったのかわからなかったよ」と言いながら笑い飛ばした。
決勝の後、BBCのインタビューでボルトは、「最高だ。200メートルで4度勝ったのは、俺にとって大きな意味がある。世界選手権で10回も金メダリストになれてうれしい。特にみんな私が負けると言っていたからなおさらだね」と語った。
「俺には絶対の自信があった。コーチも自信があったみたいだけど、同じくらい俺も自信があったんだ。200メートルじゃ勝てないなんて疑ったことは一度もない。俺が1番なんだ。イギリスの人たちは俺のことをとても愛してくれているから、私は速く走り続けられる。マイケル・ジョンソン(200メートルの前世界記録保持者)、俺を疑うのはやめてくれ」
ウサイン・ボルト自伝クリエーター情報なし集英社インターナショナル