東京物語 奥田英郎
kindle版
キンドル 有料ダウンロード小説 記念すべき1発目
そもそもキンドルを入手したのは 奥田英郎の「噂の女」を紙本で読み めっぽー面白く
ひさびさに奥田英郎とゆー作者のをを全部いてこましたろかと思い
kindle版なるものもあるっちゅーんでね
それは 紙の束の書籍が堆積しなくって済むのか あの煩わしさがなくなんのかと
キンドルなるものを入手
最初は無料版の永井荷風やら夏目漱石やらをザッピングしていたのですが
古い純文学は 頭の悪い自分には なにかとめんどっちぃので集中力が続かない
そろそろ本題の奥田英郎本をいてこましたろーと

内容は青春小説
名古屋人が東京の予備校生になり大学生になり社会人1年生になり30歳前になり
のお話を その年代ごとに章分けしてあります
登場人物は 自分より歳が1歳上なので 時代的流れは 自分が経過した時間帯にやや近いのでマッチングーではある
我々と同じ 生まれた土地から離れて 東京に働きに来た人間の話である
主役の男はいささか鼻につくイキッた奴で
東京に来て1浪生活を送り大学の演劇部に入り中退
コピーライターで色んな雑務にてんてこまい
あまり興味の湧く人物設定ではないのだが
とにかく奥田英郎の文章は流行作家なので読みやすく非常にわかりやすく
自分にも思い当たる節のある共通感覚みたいなもんに触れまくり
退屈度ゼロのエンタテーメントで
ザクザクずんずん進む
毎度出てくる名古屋訛りもとても味わい深い
読了は1日半の通勤読書タイム
この本に出てくる女子は 自分には若干苦手である
中途半端に利発な女子とゆーのは 自分は苦手なのである すみません
時代背景は キャンディーズの解散コンサートとか ジョンレノンの殺された時とか 松田優作が死んだ頃とかバブル全盛がやってくる頃とか
自分には あまりピンとくる年代ではない キャンディーズのジョンレノンにも松田優作にもバブルにも思い入れがない
ストーンズの初来日に若干触れてあったが 捉え方が違うかったし とても残念な思い出だし
自分にとってはエポックメイキングな事件の川俣軍司さんの話は2行ぐらいの冗談のネタで取り上げるぐらいで残念
同時代に生きていたのに学生生活の薄暗さや社会人になった時の疎外感や興味の論点が違うとこーも違うもんなんかと
自分の人生の薄暗さを呪うのみである