「鍵」
1959年
監督/市川崑(1915年 - 2008年)
原作 /谷崎潤一郎(1886年 - 1965年)
中村鴈治郎(1902年 - 1983年)
京マチ子(1924年ー)
仲代達矢(1932年ー)
叶順子(1936年ー)
北林谷栄 (1911年- 2010年)
鍵 [DVD]クリエーター情報なしKADOKAWA / 角川書店
ひさびさに「鍵」鑑賞
京マチ子と叶順子の眉毛がやっぱしエグい
この二人のメイクの仕上がり具合 映画の重要なポイント 当然二人して不気味
そして当然中村鴈治郎がエグい 当時57歳 今からゆーと全然老人ではない歳 当然不気味
仲代達矢はピチピチな青年(当時27歳)であるが しょっぱなから不気味
サスペンス担当の北林谷栄 は当時48歳 見事な老女の仕上がり もちろん不気味
この登場人物全員不気味は市川崑監督の手腕によるナイス演出
人物だけではなく 舞台とカメラ位置もビンビンの国宝級
ナイス日本家屋・瓦屋根・竹林・風の切り取り
一番気になったのは仲代達矢が叶順子にすっぽかした切符をいけずっぽく突っ返されるところで
胸ポケットに入れた切符が切り返しの途中で見えなくなってる
これはミスなのか狙いなのか?ミスであって欲しい
こんなに隙の無い完璧な映画にもミスがあったのかとゆー隙間をひとつぐらい残しといて欲しい
何度みてもオモロイもんの集合体であるが
すぐ忘れてしまうん
按摩さんにグイグイかまされる中村鴈治郎がオモロ過ぎ
看護師さん出ておられたのですね
看護師さんに初めて心情を吐露する北林さんオモロ過ぎ
あとは なんてこたーないブリッジの日本家屋内の動き
なんてことない細かい出来事 すぐ忘れてまうねん
今回初めて感じたのは叶順子さん実はべっぴんさんではないのかと
無理やり超ブスメイクをさせられてるんではないかと
なんべん観ても国宝級の映画やで
降参しました
kindle版でも購入した原作
旧仮名づかいで 毎回途中で挫折してまうんやが
死ぬまでに制覇せんとアカンとは思う
鍵・瘋癲老人日記クリエーター情報なし新潮社