KEIRINグランプリ 浅井康太が初優勝
競輪の年間チャンピオンを決める「KEIRINグランプリ」が東京の京王閣競輪場で行われ、
浅井康太選手が5回目の出場で初優勝を果たしました。
「KEIRINグランプリ」は、ことしの主なレースの優勝者と賞金ランキング上位の選手合わせて9人が出場して年間チャンピオンを決める大会です。
東京・調布市の京王閣競輪場で行われたレースは1周400メートルのバンクを7周して争われ、前半は互いにけん制し合ってゆっくりしたペースで進みました。残り3周を切ったところで去年のチャンピオンの武田豊樹選手が仕掛けて徐々にペースが上がり、残り1周では集団の中ほどにいた浅井選手が最後のカーブでうまく位置を取ってスパートして先行の選手をゴールの直前でかわし、初優勝を果たしました。2着は新田祐大選手、3着は平原康多選手でした。
浅井選手は31歳、5年連続5回目の出場での初優勝で、ことしの賞金王にも輝きました。
浅井選手は「しっかり練習してきたので自分の持ち味が出たと思う。グランプリ制覇を夢みて目標にして走ってきたので本当にうれしい」と話していました。
レースの売上金の一部はNHK厚生文化事業団に寄付され、福祉活動などに役立てられます。