$ 0 0 秘密 谷崎潤一郎 1911年 厭世退廃耽美気取りの厭な奴が女装を興じてたら昔の女に出逢う ここから探偵小説になりまして目隠しして浅草迷路をグルグル そして恋 これが恋 恋の真髄 事実を知りたく目隠し取って迷路の道順突き止めたら 死んだような顔の女が自分を見下ろしてたん お見事! 昔読んだ時は何とも感じなかったが 今となっては その見事さをヒシヒシ感じます 谷崎先生、これが恋の化けの皮なんですね 刺青・秘密 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社