「幇間」
谷崎潤一郎
今まで生きてきた中で このお話は飛ばして読んどったん
読み方がわからへんかったし 出だしが どーも入り辛かったし
(ほうかん、たいこ)と読むそーや
55歳にしてようやく 到達
ちょっとばっかし マゾ気のある 太鼓持ちの話でしたね
出川さんや ワッキーさんを彷彿させますな
ネチっこく屈折したマゾ世界じゃなく ライトマゾ
ひょうきん者の悲しみとゆーか でも悲しくはないん
いや やっぱ悲しいんかなー
そのあたりが はっきりせん
いつもの冷徹さが少なめっちゅーか
ちょっと谷崎節がビンビンに出ていない感じです
梅吉ってゆー芸者さんのSっぷりがちょっとお茶目
痴人の愛のナオミの原子とゆーか
種ですな
そーゆー風に扱われるのが好きな感じが この頃からちょびっと出てるわけやね
ただし このお話には性欲とリンクするよーな被虐性はまだ薄っすらです
ライト
谷崎潤一郎全集 - 第一巻クリエーター情報なし中央公論新社