「人間椅子」
江戸川乱歩
(『苦楽』1925年(大正14年)9月号)

Kindle版が出てたのに今日気付いた
292円で 常に所持して持ち歩ける嬉しきなり
出だしとオチが推理小説
中盤がフェチ系変態小説で一粒で二度美味しい短編
初めて読んだのは小学6年の時 少年少女版ではあきたらず春陽堂文庫に手を出した時です
最初の印象は 当然ながら「モノスゲ~」でした
フツーの性欲への目覚めも無自覚の時でしたから いきなし フェチ系の変態嗜好なり性欲に接しても
なんだかよくわかんないが スゲ~と思うのはごく当然
子供でも無意識にわかるんですよね
本能としてあるんでしょうな フェチズム
椅子の中に隠れて 座った人のカラダの感触を楽しむなんざ
誰が思いつき 小説にできるかとゆー 一つの偉大なる発明と言わざるをえまい
映像化が難しいみたいで 映画版は毎回チョンボの失敗作
あんなもんを映像化しようとするのは無謀と言えましょう
映像化できそーで絶対できないとゆー代物
案の定ダダ滑ってます小沢真珠版「人間椅子」DVD




