テロ容疑者へ「水責め必要」…トランプ氏が発言
22日に起きたベルギー同時テロを受け、
米大統領選の共和党指名候補争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は同日、
米国内での強硬なテロ対策の必要性を改めて主張した。
トランプ氏は米メディアのインタビューで、テロ容疑者を取り調べる方法について、
「情報を取るためには何でもやるべきだ。水責めがいいと思うし、私なら水責め以上のことだってできる」と語った。
「水責め」を含む拷問はジュネーブ条約で禁じられており、
トランプ氏も今月初めには「法を破るような命令はしない」と話していた。
再び「過激」な発言をしたのは、テロを非難する機運が高まるとみて、強い指導者像を印象づける狙いがあったとみられる。
(読売新聞 2016年3月24日)
米大統領選候補トランプ氏「水責め以上の拷問」主張 容疑者尋問、強力な手法を訴え
米大統領選の共和党候補指名争いで首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は22日、ベルギー・ブリュッセルでの同時テロを受け、テロ容疑者の尋問に関し、「法が拡大されれば水責め以上のことをやるつもりだ」と述べ、情報を引き出すには拷問もやむを得ないと主張した。米NBCテレビに語った。
水責めは水を使い呼吸を阻害する尋問手法。米中央情報局(CIA)がテロ容疑者に対し使い、オバマ米大統領は国際的な批判を受けて禁止した。水責めなどの拷問を正当化してきたトランプ氏は、ヘイデン元CIA長官の批判を受けて一時発言を弱めていたが、同時テロを受けて再び強力な尋問手法を唱えた。
トランプ氏はテロ対策を理由にしたイスラム教徒の入国禁止も重ねて主張。国境の管理を厳格化する必要があると訴えた。候補指名争いでトランプ氏を追うテッド・クルーズ上院議員(45)もイスラム教徒が多く住む地域の警備を強化すべきだと主張した。
これに対し、民主党候補指名争いで独走するクリントン前国務長官(68)はNBCに「拷問に頼る必要はない」と語った。
(産経ニュース 2016年3月24日)
水責め
その1
仰向けに寝かして縛り付け、顔に水を休みなく注ぐ。
口を閉めれば呼吸ができないが、開ければ水が流れ込む。
西欧では、顔に布をかぶせたり、漏斗を喉に差し込んで水を流し込む方法がとられた。
胃が水で満ちると腹を攻撃する。頭を下にして腹を圧迫すると水を吐かせられる。この間も呼吸困難で苦しむ。
その2
被験者を机や椅子に縛り付け、上部に備え付けられた桶から、常に一定間隔で額に水滴を落とし続ける。
身体損傷よりはむしろ、終わることのない低刺激を繰り返すことにより精神苦痛と最終的な精神崩壊を誘発させる方法。
西欧ではChinese water tortureとして広く知られている。
Chinese water torture
Chinese Water Torture Cell
その3
水に漬けて呼吸できないようにする方法。
死にかけるまで水に漬け、引き上げて空気を吸わせるとまたすぐに漬ける。これを繰り返すのが基本。
ただ縛って水槽、池、あるいは川に漬ける以外に、道具を用いることがあった。
ヨーロッパの「水責め椅子」は、片側に人を縛り付け水に漬ける巨大なシーソー。
檻に入れたり、水車に縛り付ける方法もあった。
その4
密室や箱に閉じ込めたまま、その中に水を入れ続ける方法。
脱出できない限り、溺死と隣り合わせの状態になる。
さらに、拘束具などで身体を縛ったりして行動を制限したりする場合もある。
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「核兵器が最後の手段」=対IS作戦でトランプ氏
米大統領選の共和党指名争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は23日放送の米メディアのインタビューで、
過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦について
「核兵器が最後の手段だ」と述べ、大統領に就任すれば戦術核兵器の使用も否定するつもりはないと語った。
トランプ氏はこの中で「私はどのような可能性も排除しない。たとえそのつもりがなくても、そうは言いたくない」と指摘。
「(大統領には)予測不可能な部分が必要だ。ISには米国が使うかもしれないと思っていてほしい。私がどう考えているか敵に知られたくない」と強調した。
(時事通信 3月24日)
ドナルド・トランプドナルド・ジョン・トランプ(Donald John Trump、1946年6月14日 - )