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49遺体 byロス・セタス

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ロス・セタスはガルフ・カルテルの組長であったオシエル・カルデナス・ギリェンによって創設された。
元特殊部隊隊長のアルトゥーロ・グスマン・デセナ大尉が元同僚や部下の隊員を次々に高給で引き抜き、武装も強化。戦闘力を飛躍的に高めた。
セタスとはこのグスマン大尉が連邦司法警察に属していた頃の無線コード「Z」(市街地・前線担当)にちなんでいる。
セタスはメキシコの多くでガルフ・カルテルの麻薬取引の支配に役立ち、オシロス・エル・カルデナス・ギリェン逮捕後、北の都市でのカルテルの影響力を維持するために戦った。
ロス・セタスは、前シナロア・カルテルの指導者であったベルトラン・レイバ兄弟と取引し、2010年2月に旧雇い主でありパートナーでもあったガルフ・カルテルのライバルになった。
殺戮行為は残虐を極め、警官、敵対組織の売人、麻薬組織を批判した弁護士、麻薬栽培を拒否した農民等相手を選ばず殺害、死体を損壊した上に「Z」の刻印をして路上に晒すなどの事件を頻繁に繰り返している。
戦闘力は単なる麻薬組織の私兵のレベルにとどまらず、高性能のボディアーマー、重機関銃、対空ミサイルに加え攻撃ヘリコプターまで所有している。傘下には専門の盗聴・無線傍受部隊や情報収集組織を配置している。



Los Zetas (Zetas, Zs) is one of the most powerful drug cartels in Mexico and considered by the U.S. government to be the most technologically advanced, sophisticated, and dangerous cartel operating in Mexico.


頭部・手足切断の49遺体=麻薬組織が犯行声明−メキシコ

【サンパウロ時事】
メキシコからの報道では、北東部モンテレー近くの幹線道路で13日、頭部や手足を切断された49人の遺体が見つかった。
うち6人は女性。凶悪な犯行で知られる麻薬組織セタスが、現場に犯行を認めるメッセージを残していた。
メキシコは「麻薬戦争」による治安悪化や殺人増加が深刻で、3月下旬に訪れたローマ法王ベネディクト16世も暴力停止を呼び掛けていた。




2012年2月25日、ヌエボレオン州に、麻薬犯罪組織セタスによる垂れ幕広告が掲示された

「警告:メキシコ、ヌエボレオン州の住民に、ここはセタスの縄張りであり、
州知事RODRIGO MEDINAが気に入らなかろうが、われらは実力を行使する。
お前(州知事)は我々に服従しなければならない、なぜなら、お前が州知事になるのに
我々はお前の身内を通じ(具体的な名前あり)2000万ドル(18億円)の支援をしたが、
すべてタダでしたとでも言うのか?その代償として州は我々のものだ。
今のメキシコ大統領、次期候補が我々と手を結ばない限り、今後も我々は、
解放したい囚人を同じような方法で刑務所から開放するし、敵は殺害する。
さもなければ、今までと同じ方法で政府を打ち倒す。国民はすでに、お前たち政府が、
どんなに米国の機関(CE, ATF, FBI, DEA)と組もうが、軍隊を使おうが、
我々を排除でき無いことに気がついているし、ここではセタスが実力者だ。」






麻薬戦争で残忍な殺人事件のやまないメキシコでは、事件を報じる記者やカメラマンも身の危険にさらされている。東部ベラクルス州では、女性雑誌記者が自宅浴室で絞殺され、数日後、3人の報道カメラマンを含む4人の遺体が運河で見つかった。2006年以降、殺されたり行方不明になったりした記者は45人以上。事件の多くは未解決のままだ。きょうのテーマは「ジャーナリスト殺害事件」とした。

 ■浴室で絞殺

 4月28日、雑誌記者、レヒーナ・マルティネスさん(49)がベラクルス州ハラパにある自宅の浴室で死んでいるのが見つかった。殴られた上、首を絞められていた。自宅ドアが開いたままなのを不審に思った隣人が警察に届けた。メキシコ市からの報道によると、マルティネスさんは事件記者で、麻薬組織の犯罪や警察の腐敗を追及した。「先住民ら弱者の声の代弁者だった」(ジャーナリスト仲間)という。

 麻薬組織など追及を受けた側の報復である印象が強い。捜査当局はしかし、マルティネスさん宅から携帯電話やパソコン、テレビなどがなくなっているとして、強盗の見方を示している。別のジャーナリスト仲間の解説では、これは、犯人を挙げないための伏線である。金品目当ての強盗なら、報復の動機を持つ者を調べる必要はない。

 5日後の5月3日、ベラクルス州ボカデルリオの運河で、手足や頭を切断され、ポリ袋に入れられた4人の遺体が見つかった。3人は地元紙、地元テレビなどで仕事をしていたカメラマン。もう1人はカメラマンのガールフレンドだった。首都メキシコ市では5日、4人のジャーナリストの死を悼む集会が開かれ、「納得のいく捜査を求める」との声が上がった。

 ■麻薬戦争

 メキシコでは2006年に就任したフェリペ・カルデロン大統領(49)が、軍を動員して麻薬組織の一掃を目指す「麻薬戦争」を始めた。組織側がこれに激しく抵抗。組織同士の縄張り争いの抗争も相まって、06年以降、犠牲者は5万人以上に上るとされる。残忍な手口が多いのは、組織へ歯向かう者への見せしめでもあるからだ。

 13日には北東部の高速道路で、バラバラに切断された49人の遺体が見つかった。現場には麻薬組織「セタス」の犯行声明があった。北東部ヌエボラレドでは今月(5月)初め、23人の遺体が見つかり、このうち9人の遺体は、高速道路の陸橋からつるしてあった。このところの大量殺戮(さつりく)は、「セタス」と「シナロア」の2大勢力の衝突だとの見方が強い。

 ■犯人逮捕に至らず

 ニューヨークに本部を置く民間団体、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)によると、メキシコでは06年以降、少なくとも45人の記者らが殺されたり、行方不明になったりした。ベラクルス州では昨年6月、地元紙のコラムニストが妻子とともに射殺され、7月には同じ新聞の女性事件記者がのどを切られて死亡した。いずれの事件も犯人逮捕に至っていない。ベラクルス州はメキシコでもジャーナリストに最も危険な土地となった。

 かつて新聞社を経営していた下院議員は米公共ラジオ(NPR)に「麻薬組織の暴力を非難するのは簡単。だが、ジャーナリストを抑圧しているのは実は政治家だ」と語っている。多くの事件は背後に複雑な事情があり、だからこそ、犯人が逮捕されないのだろう。

 ヌエボラレドでは(5月)11日夜、新聞社エルマニャーナが武装集団に襲われ、5分間にわたる銃撃を受けた。けが人はなかったという。

 (SANKEI EXPRESS)














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