月光の囁き
1999年
監督:塩田明彦
日高拓也(演:水橋研二)
北原紗月(演:つぐみ)
第14回高崎映画祭 最優秀新人女優賞(つぐみ)
つぐみ様追っかけてたら辿り着きました
これは なかなかよくできた潤一郎系映画です
潤一郎とゆーのは勿論谷崎です
でも原作は谷崎潤一郎ではなく喜国雅彦です
月光の囁き ディレクターズカット版 [DVD]クリエーター情報なしタキ・コーポレーション
月光の囁き 1~最新巻(ヤングサンデーコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]クリエーター情報なし小学館
多分 方言の出来がよくなさそーな気がするのですが
そんなこたーたいした問題じゃない
水橋研二さんとつぐみ様が素晴らしいのと演出の持って行き方が気が利いてる
潤一郎イズムをやろーとすると大抵の方が失敗されて糞寒い感じになる
成功例は日本映画のNO.1市川崑監督版「鍵」でありますが
増村保造さんあたりは大抵イマイチの潤一郎イズムになってします
今回のイズムは フェチとマゾとサド
好きな人の穿いた靴下を収集するのと好きな人の放尿の音を聴くのは嗜好が弱冠違う気がするが
一応変態性欲のカテゴリーの中では似たよーなもんであろー
自分には変態性欲は無いのでそのへんはよくわかりません すんません
人の穿いた靴下や下着は鑑賞したり匂いを嗅いだりしたくありません
ただ お嫁様の使っている枕を匂ったり抱いて寝ることぐらいはします
フェチの中にも色んなジャンルがあると思います 奥深いですな
あとは マゾとサド
最近の方々は簡単に「ドMです」とか「ドSです」と発言されますが
それは 本当でしょうか?
ちゃんと そー云った発言をした責任を取る気があるのでしょうか?
単なる我が儘ではないでしょうか?
やはり最終的には 「殺されても平気」「殺しても平気」とゆー気概を持って発言をして頂きたい
この映画では 最後は自殺にまで追い込みつつ
自殺に失敗して重体で入院してる水橋君につぐみ様がお見舞いに行き「喉が乾いた コーラがええな」
ゆーてなんべんもパシリをさせられたりします
ここまではヨイのですが 最後のシーンは純愛ほのぼのラブシーンで終わりスピッツが流れてしまうのは残念です
やはり最後はイギー・ポップの「おまえの犬になりたい」で終わっていただきたかったですが
ま ま 純情ラブロマンなので仕方ない
フツーの人はド変態の方の趣味嗜好を目の当たりにすると 戸惑い 困惑したりしますもんね それが好きな人ならなおさらですもんね
スピッツが妥当ですかやっぱし
つぐみ様は 戸惑い悩みながらも しっかりドSも演じれるとゆーところに「愛」を感じました
趣味嗜好の深度の歩み寄りは大切です それが人間関係です
Gekkou_no_sasayaki-1
Gekkou_no_sasayaki-2
Gekkou_no_sasayaki-3
Gekkou_no_sasayaki-4
Gekkou_no_sasayaki-5
Gekkou_no_sasayaki-6
Gekkou_no_sasayaki-7 (last)
やはり谷崎潤一郎先生の偉大さを ここにきてまざまざと思い出さされました
卍 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社
痴人の愛 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社
刺青・秘密 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社
谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)クリエーター情報なし集英社
鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社