『傷だらけの天使』
港町に男涙のブルースを
大野靖子 脚本
神代辰巳 監督
池部良、荒砂ゆき、田島義文、二見忠男
今回は岸田今日子さんの出演は無しです
ヒロインは美人ではない
そして 池部良はあまり好きな役者さんじゃない
そんな ないないずくしの回であるが
今んとこ一番オモロくカッコエエ
それはね 神代辰巳 監督作品だからです
いちいち細かい演出が群を抜いて素晴らしい
池部良は顔をショーケンに密着させてベタベタ触りまくる 頰を耳を髪を
音楽は 演歌 軍歌 いつもの井上バンドのBGMは無し
前衛 長回し ワンカット
脇役の女子が歌う ショーケンも歌う
ここを御国を何百里
女の操
ラストは君が代
長回しの芝居が ハイカラな前衛ではなく
人間臭い ベタベタした 前衛
あまり「天才」とゆー言葉は使いたくないが
神代辰巳は天才である
中学ん時から そー思っておりました
ホーンユキと岸田森のプールでのちょっとした芝居が
素晴らしい演出
痺れる 痺れる
またまた痺れさせてもらいました
ショーケンは棒高飛び連発してるし
チンドン屋はバンバン出てくるし
野姦 手榴弾 海老の中の麻薬
あきらの口に指を突っ込み ほっぺでポンと音を鳴らす修ちゃん
首吊り女
バンバン 凄まじいシーン がジェットコースターのように 飛び回る
日本土着名曲に乗せて
ショーケンと神代辰巳 の組み合わせでいくと「青春の蹉跌」の松島〜の
エンヤトット エンヤトット
あの神代節が 番組中炸裂しっぱなし
あー神代辰巳は天才
あんまし そんなこと言いたくないが
神代辰巳は天才
ズバ抜けてまっせ