キングコング: 髑髏島の巨神
Kong: Skull Island
2017年3月
モンスターバース(MonsterVerse)2作目
監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
字幕監修:町山智浩
待ってましたのキングコング
キングコングもんは傑作が多く
今回のも 新しい傑作 ほぼモンスタハンター+地獄の黙示録
『キング・コング』(1933)
『キングコング』(1976)
オリジナル1作目は子供の頃からテレビで何回も観てる傑作中の傑作
1976年版はジェシカラングのエロさ目当てに映画館に走る
今回のコングはエロ要素はありません ただヒロインのカメラウーマンの姉ちゃんは何気に乳がでかい
とにかく 各モンスターの登場シーンがなかなかに怖い ビビらしよんで
コングがヘリコプターを次々に叩き落としていくカッチええ顔みせから始まり
蜘蛛VS人間 蛸VSコング 気色悪い鳥とかのわらわら感
監督がゆーよーに コングの敵のラスボスのトカゲ エブァンゲリオンのよーな宮崎駿のよーなトカゲ こいつが素晴らしい造形です
モンスタハンターをもっと立体的にやると こーなるんか
怪獣バトルが凄まじい
どゆーよーに撮影しとるのか さっぱりわかんないが
スゴイすごいの連発
妥協や手抜きのない誠実この上なしのバトル映像の数々
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ベトナム戦争帰りの兵隊さんと他のメンバーとの関係と現地人とのあーだこーだが少しタルいし
最近のマーベルもんにありがちな仲間もんシリーズのアメ公ノリがウザいけど
コング他モンスターの作り動きカメラワークが最強にてパーフェクト
日本の最新作ゴジラ同様 人間ドラマ部分をもっと割愛していただければ もっとキビキビのモンスタームービーに仕上がっていたことでしょう
絡みに入るまでが長いねん
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自分はモーハン4がなかなか進まないストレス溜まりまくりの鈍臭い人間であるが
そーゆーモーハンストレスを解消してくれます
オープニングの昭和の海外映像も編集もカッチョええので しょっぱなから大船に乗った気分
とにかく最初の髑髏島の出だしは 今までのモンスタームービーでいっちゃんカッコエエと思います
このジョーダン・ヴォート=ロバーツとゆー監督さんのセンスと才能はなかなかの偏差値の高さです
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ちょっとアメリカのファイティングスピリッツにはうんざりするもんもありますが
それはそれで しゃーない
あの野蛮な人種は そーやって開拓してきた人種なのでね
1970年代のアメリカ
ベトナム戦争
帰還兵
なかなかいろんなもんをぶっこんできてオモロイ映画でした
映画秘宝欲しくなりましたで
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『キングコング:髑髏島の巨神』ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督インタビュー
「モンスターが出てくるベトナム戦争映画」
「1970年代、ベトナム戦争を背景にするのがこだわりだったんですが、これは(スタジオに)言いにくかったですね。だって70年代なんて、みんなモミアゲがすごいし、ヒゲ生やしてるし、それってアリなのか?っていう。音楽も古い曲を使わないといけないし。そういう心配はありましたが、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズがサポートしてくれて、自由に作ることができました。懸念されたのは、“今の人たちにとって70年代はイカした時代なのか?”ということ。そうじゃないかも、ハードルになるかも、という怖さがあったんですけど、実際には、思っているよりずっと馴染みやすい時代なのではと思います」
「今回の映画は、日本のビデオゲームやアニメの影響がとても強いんですよ。リアルを超える、“超・リアル”にこだわりました。クリーチャーは今までに見たことのないものだし、コングもゴリラではないモンスターです。いろんな監督が、“自分の映画のあのシーンが好き”っていうのを聞いてると、その大体が危うくカットされるかもしれなかったシーンだったりしますよね。そこでこだわりを守り抜くのがすごく大切で。ブッ飛んだアイデアだけど、やってみようよ、というのが大事なんです」
「日本への入り口は任天堂、ゲームボーイを持ち歩いていましたし、ファミコンは最高にクールな遊び道具でした。『スーパーマリオ(ブラザーズ)』や『ゼルダの伝説』をやっていました。普通10代は女の子とお付き合いしたりするわけですが、僕らはそういうことをせず、アニメとマンガと日本の食文化に没頭する日々だったんです」。
「日本映画への入り口は『ゴジラ』です。ただ僕が見たのはアメリカで編集されたものだったので、オリジナルの『ゴジラ』とは違うもののようですが……。その後は黒澤明監督や小津安二郎監督、三池崇史監督など、日本映画には発見があります。そのあともいろいろと探しています。僕はオタクなので、古い映画が大好きですが日本映画は最高だと思います。ただ、黒澤監督のような立派な映画を作れる自信はとうていないですけれどね」
「ラストの対決を見ていると、僕に何百万ドルもの予算を与えてくれれば、こういう映画が作れるんだよと、我ながら感心してしまう。究極的なモンスターファイトだと思います」
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