「バルテュス自身を語る」
聞き手 アラン・ヴァルコントレ
この本は 大切なこと ヨイこと 役に立ちことしか書いてありません
文章は安易でわかりやすく読むやすいです
そんなわけなので まだ読んでいない人はぜひ読むことをお薦めいたします
内容は 神秘を論じたり夢想したり解説したりする内容ではなく
神秘に探りを入れるために バルテュスは 絵を描いて 描いて描きまくったと
作品数は少ないけれど 他のことをする時間は あまりなかったと
そして バルテュスの描く 裸体の少女はエロじゃない言い訳は 納得がいくと
多少 老人ボケ的なくどくどした繰り返しにもなっていますが
大切なことなので なんべんも繰り返して反芻するのに便利
バルテュスが肯定するのは
ジャコメッティ
ピカソ
タピエス
否定するのは
シャガール
ルオー
シュールリアリズム&アンドレ・ブルトン
とゆー按配なので その指向性がわかるかとも思います
シャガールを否定的な感じで述べることは とても共感できます
とにもかくにも 孤独や孤立を恐れてはならないと
一番大事なことだと繰り返し繰り返し反芻されています
バルテュス、自身を語るクリエーター情報なし河出書房新社