久しぶりに全身全霊で血湧き肉踊る面白本が届きました
これはこれは 絶対推薦図書です
ピカソは「アトリエ」を「これまで書かれたもっとも美しい美術論」と評したという。
矢内原伊作さんの名著作
ジャコメッティクリエーター情報なしみすず書房
の中で
矢内原さんがモデルをしてる最中
度々 ジャン・ジュネがやって来て制作が中断されるくだりがありまして
このジャン・ジュネなる人物はどないなおっさんやねん?とゆー興味がふつふつと沸きたっていたのですが
ジャコメッティ/矢内原伊作
その著作の中味には期待してはいなかったのです
もっと ミーハーな内容なのかなと
いやいやミーハー度はビタ一文微塵もありません
徹頭徹尾とゆーか
そこまで「美」や「芸術」や「哲学」に真摯に取り組まれる方々がいるのかと
そりゃそーでしょ
そーでないと 暇な時間なぞビタ一文無い当時のジャコメッティが制作の貴重な時間を裂いてまで
ジャン・ジュネの与太話の相手をするわけないんですね
「美には傷以外の起源はない」という冒頭の命題
1ページ1ページに全く無駄が無い
お値段が2500円もしますが170ページ全編
捨てページが無いので お得感あります
いやホンマ
アルベルト・ジャコメッティのアトリエクリエーター情報なし現代企画室
内容は
「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」
「綱渡り芸人」
「レンブラントの秘密」
「犯罪少年」
「・・・・という奇妙な単語」
訳者付記
(これがまた素晴らしい)
「小さな真四角に引き裂かれ便器に投げ込まれた一幅のレンブラントから残ったもの」
本来の意味での革新的な編纂方法
美術論の形を借りたポエムであり 絶対的哲学への道 であり 神に近づく為の美学 でもある
眉間に刃を突きつけられてる感があります
「オマエこれでいいのか?!」と脅されます
これではイカンとつくづく思い知らされます
一刻も早く・・・・
ジャン・ジュネ(Jean Genet, 1910年12月19日 - 1986年4月15日
松岡正剛の千夜千冊『泥棒日記』ジャン・ジュネ
泥棒日記 (新潮文庫)クリエーター情報なし新潮社
ユリイカ2011年1月号 特集=ジャン・ジュネ “悪”の光源・生誕一〇〇年記念特集クリエーター情報なし青土社
花のノートルダム (光文社古典新訳文庫)クリエーター情報なし光文社
ブレストの乱暴者 (河出文庫)クリエーター情報なし河出書房新社
花のノートルダム (河出文庫)クリエーター情報なし河出書房新社