「さびしんぼう」
1985年
監督
大林宣彦
出演
富田靖子
尾美としのり
藤田弓子
小林稔侍
岸部一徳
abishinbou 「さびしんぼう」 - 1985 - Trailer 予告編
公開時に見てから27年間鬼門にしてました
多分 人生で一番泣かされた映画です
２７年ぶりに鑑賞したのは もう恋とかそーゆーのはしないなとゆー自信があったから
昔みたいに大号泣は無いだろーと
通勤電車で鑑賞しても 人目もあるし辛抱でけるやろーと踏みましてな
しょっぱなから 全然面白く無いユーモアが満載で
これはあくまでも泣かすための伏線ですから気をつけなあきません
特に尾見としのりの友人二人の笑いのセンスはイライラしてくるぐらいに面白くありません
浦辺粂子も必要あんのか？
秋川リサの諄過ぎるパンツ丸出しは必要あんのか？
ただ 藤田弓子と樹木希林 の少女時代の合成写真はめっさよくできています
藤田弓子さんは昔とても可愛いらしかったようです
僕は藤田弓子さんは 1968年のNHK朝ドラ「あしたこそ」から見てます
おばはんの藤田さんも若い頃は センチメンタルな恋をしていた模様
好きな男子は ショパンの別れの歌を上手に弾ける男だったんで 息子にピアノで弾けるように強要しています
ショパン 別れの曲
いろんな伏線があるのですが ラスト30分あたりから一気に「泣かし」にかかります
通勤電車中とゆーのがあって 油断はしていなかったのですが
あきませんでした かなり辛抱しましたが 涙腺に弱冠の決壊
尾見としのりは ふにゃふにゃしてキモチ悪いので まぁ我慢できましたが
富田靖子さんと藤田弓子さんが反則技の連発で
それにダメ押しするのが小林稔侍
だって それまで稔侍さんは一切の台詞は無くお経を読んでるだけの役柄だったのに
藤田弓子の青春のネタバラシのみをお風呂のワンカットで畳み掛けるとゆー荒技
そして もう一発二発 二役の富田靖子の攻撃があります
そーゆー泣かせ芝居の中のちょうエエ按配で ショパンの別れの歌を鳴らすのです
も〜大林監督のイケズぅ〜です
恥ずかしい台詞や単語の銃撃戦なのですが
あまり恥ずかしい思いをしないで そっくりそのまんま受け取れ見聞きできるのは
大林宣彦さんが そのセンチメンタリズムに本気だからです
そんなに本気なのかとゆーぐらい本気で対処してるからです
立派だと思います
そしてその大林監督の本気さを体現できた富田靖子さん
とにもかくにもあっぱれ富田靖子とゆーしかありません
一世一代です
富田さんに施したさびしんぼうメイクが雨か涙でアイラインがびゃ〜と流れるわけですな
あそこが頂点でしょう
多分 全ての映画の中で あそこの時間が頂点でしょう
僕はヤバいと思い今回は目をそらして 目のはしっこの方で見ましたけど
尾道ロケ地巡り 〜 さびしんぼう編 〜
ええっと 自分はこの映画を見に行った当時
いろんなことがありまして
この映画を一緒に見た人
その人に録音してもらった「別れの歌」
その人との別れ とかね
人並みに そーゆーこともありましたもんで
この映画は鬼門でした
昔ほどキツくはなかったですが
この歳になっても 富田靖子の あの芝居はとょっとガツンとくるもんがありまして
冷静では居られませんでした
大林宣彦監督 尾道三部作 「さびしんぼう」挿入曲2曲
ちよっと悔しいし
いつもでもオセンチなのはヤなので
富田靖子さんのちょいエッチシャシンを並べて そーゆーハートを茶化してみたい心持ちの按配をお許し下さい
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