逗子の女性刺殺 メール2週で1000通
神奈川県逗子市の住宅で、元教員小堤英統容疑者(40)=東京都世田谷区=が元交際相手で住人のデザイナー三好梨絵さん(33)を刺殺後に自殺したとみられる事件で、小堤容疑者が今年三〜四月の二週間に「結婚の約束を破ったことへの謝罪と慰謝料」との内容で、三好さんに千八十九通のメールを送り付けていたことが県警逗子署への取材で分かった。
その後、メールがやんだため、署は十月までに住宅周辺を計百四十六回巡回する対応にとどめた。山口雅見副署長は「ストーカー行為は終わった認識だった」と話している。
署によると、二人は二〇〇四年ごろ、世田谷区のバドミントンサークルで知り合った。約一年交際して別れた後の〇六年ごろから、三好さんの携帯電話や職場に、小堤容疑者から頻繁にメールが届くようになった。
三好さんは〇八年に結婚し、逗子市に転居。一〇年十二月、署にストーカー行為を相談した。署は小堤容疑者の姉を通して注意したが、三好さんは昨年四月、「殺してやるから楽しみにしてろ」などのメールが一日八十〜百件届くとして、再び署に相談した。
署は、緊急通報装置と防犯カメラを三好さんに貸し出し、昨年六月には小堤容疑者を脅迫容疑で逮捕、ストーカー規制法に基づく警告を出した。小堤容疑者は懲役一年、執行猶予三年の有罪判決を受けていた。
署は、小堤容疑者が三好さんの夫の外出時に無施錠の窓から土足で侵入し三好さんを刺殺した後、首つり自殺をしたとみて、容疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検する方針。
(東京新聞 2012年11月8日)
元交際相手を刺殺、自殺容疑者は窓から侵入か
神奈川県逗子市のアパートで6日、元私立学校非常勤講師小堤英統容疑者(40)(東京都世田谷区)が元交際相手の同市小坪、デザイナー三好梨絵さん(33)を殺害して自殺した事件で、小堤容疑者が無施錠の部屋の窓から土足で侵入し、三好さんを襲ったとみられることが7日、県警への取材でわかった。
三好さんの体には多数の刺し傷や切り傷があり、県警は小堤容疑者が強い殺意を抱いていたとみている。
司法解剖の結果、三好さんの死因は首などを刺されたことによる失血死と判明した。県警幹部によると、小堤容疑者は、無施錠だった1階リビングの窓から土足で侵入。三好さんを襲った可能性が高いという。
また、小堤容疑者はメールやインターネットの掲示板などで三好さんの居場所を執拗しつように捜し、元勤務先にもメールを送って住所を聞き出そうとしていた。三好さんに相談を受けた逗子署は、携帯電話の番号とメールアドレスを変更するよう求めたが、三好さんは「仕事に支障が出る」と断ったという。
県警は、三好さんに緊急用の通報装置を渡してアパート周辺に防犯カメラを設置。今年4〜10月にパトロールを計146回行ったという。「できる限りの措置をしてきたが、捜査を通じて今回の結果が生じた経緯を確認したい」としている。県警は、小堤容疑者が三好さん宅を特定した経緯を調べるため、8日にも小堤容疑者の自宅を捜索する方針。
(2012年11月8日07時36分 読売新聞)
神奈川県逗子市の住宅で、元教員小堤英統容疑者(40)=東京都世田谷区=が元交際相手で住人のデザイナー三好梨絵さん(33)を刺殺後に自殺したとみられる事件で、小堤容疑者が今年三〜四月の二週間に「結婚の約束を破ったことへの謝罪と慰謝料」との内容で、三好さんに千八十九通のメールを送り付けていたことが県警逗子署への取材で分かった。
その後、メールがやんだため、署は十月までに住宅周辺を計百四十六回巡回する対応にとどめた。山口雅見副署長は「ストーカー行為は終わった認識だった」と話している。
署によると、二人は二〇〇四年ごろ、世田谷区のバドミントンサークルで知り合った。約一年交際して別れた後の〇六年ごろから、三好さんの携帯電話や職場に、小堤容疑者から頻繁にメールが届くようになった。
三好さんは〇八年に結婚し、逗子市に転居。一〇年十二月、署にストーカー行為を相談した。署は小堤容疑者の姉を通して注意したが、三好さんは昨年四月、「殺してやるから楽しみにしてろ」などのメールが一日八十〜百件届くとして、再び署に相談した。
署は、緊急通報装置と防犯カメラを三好さんに貸し出し、昨年六月には小堤容疑者を脅迫容疑で逮捕、ストーカー規制法に基づく警告を出した。小堤容疑者は懲役一年、執行猶予三年の有罪判決を受けていた。
署は、小堤容疑者が三好さんの夫の外出時に無施錠の窓から土足で侵入し三好さんを刺殺した後、首つり自殺をしたとみて、容疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検する方針。
(東京新聞 2012年11月8日)
元交際相手を刺殺、自殺容疑者は窓から侵入か
神奈川県逗子市のアパートで6日、元私立学校非常勤講師小堤英統容疑者(40)(東京都世田谷区)が元交際相手の同市小坪、デザイナー三好梨絵さん(33)を殺害して自殺した事件で、小堤容疑者が無施錠の部屋の窓から土足で侵入し、三好さんを襲ったとみられることが7日、県警への取材でわかった。
三好さんの体には多数の刺し傷や切り傷があり、県警は小堤容疑者が強い殺意を抱いていたとみている。
司法解剖の結果、三好さんの死因は首などを刺されたことによる失血死と判明した。県警幹部によると、小堤容疑者は、無施錠だった1階リビングの窓から土足で侵入。三好さんを襲った可能性が高いという。
また、小堤容疑者はメールやインターネットの掲示板などで三好さんの居場所を執拗しつように捜し、元勤務先にもメールを送って住所を聞き出そうとしていた。三好さんに相談を受けた逗子署は、携帯電話の番号とメールアドレスを変更するよう求めたが、三好さんは「仕事に支障が出る」と断ったという。
県警は、三好さんに緊急用の通報装置を渡してアパート周辺に防犯カメラを設置。今年4〜10月にパトロールを計146回行ったという。「できる限りの措置をしてきたが、捜査を通じて今回の結果が生じた経緯を確認したい」としている。県警は、小堤容疑者が三好さん宅を特定した経緯を調べるため、8日にも小堤容疑者の自宅を捜索する方針。
(2012年11月8日07時36分 読売新聞)