鳥取連続不審死:上田被告に死刑判決

鳥取連続不審死:上田被告に死刑判決…鳥取地裁

鳥取県で０９年に起きた男性２人の連続不審死事件の裁判員裁判で、鳥取地裁（野口卓志裁判長）は４日、
強盗殺人などの罪に問われた元スナックホステス、上田（うえた）美由紀被告（３８）に対し、求刑通り死刑を言い渡した。
上田被告は強盗殺人罪の無罪を主張していたが、判決は、借金などの返済を免れるために、２人を殺害したと結論付けた。

強盗殺人罪を巡っては、殺害現場の目撃証言などの直接証拠はなかったが、判決は間接証拠だけで有罪と判断した。
上田被告がおおむね認めていた、計９２２万円相当の車や家電をだまし取ったとする詐欺などの罪（計１６件）も有罪とした。

裁判は裁判員選任手続きから判決まで７５日間。
さいたま地裁が木嶋佳苗被告（３８）＝控訴＝に死刑を言い渡した首都圏連続不審死事件の１００日間に次ぎ、
過去２番目に長い日程の裁判員裁判となった。裁判員６人は計１９回の公判に全て出席し、結審後の約１カ月間、評議を重ねていた。【



毎日新聞　2012年12月04日