「女のみづうみ」
1966年
監督 吉田喜重
出演
岡田茉莉子
芦田伸介
早川保
露口茂
「情炎」を観て「秋津温泉」を観て ほしたら次は「女のみづうみ」を観てこましたろ思ったら いきなり転けた
1966年 吉田喜重は今回は嫁自慢していません
ちょっとした実験と前衛が微笑ましい
しょっぱなの手のショットからいきなし手持ちのAVみたいながちゃついたカメラワーク
勿論この時代はAVも無いこっちゃし 実験なんでしょう
この1966年頃〜1970年前半は 僕毎週親に連れられて映画館に行ってましたので この時代の映画を観ると
どんな糞映画でも 懐かしさとかゆーか ホッと落ち着くもんがあります
実験でも前衛でもイイんです なんか落ち着きます
岡田さんのキャラもいまいちハッキリしません フツーのサスペンスもんのフツーの人妻の役なのかな
そーゆーのは 岡田様がわざわざやる必要もないでしょう でも 嫁が主役やと安くつくのやもしれん
露口さんに脅迫されて片山津にレッツゴー
電車に乗る岡田さんは 本当に撮ってるんですかね 他の乗客の反応が生々しいのですね
片山津なのに温泉シーンはありません
写真館とゆーかヌードスタジオの雰囲気も抜群にヨイですね
子供の頃の横町の入っては行けない場所みたいで懐かしいのですな
そして岡田さんのサングラス姿がカッチョエエ
いちいち絵の切り取り方とか陰影とかがカッコエエかったり実験精神満載なのですが
今回は それだけのよーな気がしました
岡田さんの凄まじさが全然出てへんのが残念無念な気がします
今上映してる日本映画の数々よりは何百倍も見所はあるとは思いますが
結局 片山津に宿泊されたみたいですが 温泉シーンはありません
海辺の映画内映画シーンがありますが あれは必要なんですか?
ずいぶんともっちゃりしております
露口さんは殺されたかと思いきや
最後に電車の中で出てきます
で 何かが起こるのかとゆーと何も起こらず
トンネルに入って画面が黒くなり 終マーク出てますぜ旦那
「エ?そんな終わり方しちゃうの?」あっけ取られてももー遅い
そーゆー映画みたいです そーゆー映画なのだから仕方ありません
「ハンドバックを喪った女が、未知の男よりの接触におびえるだけの話であるが、
そこに奇妙な共犯関係を読み取ろうとした。
男と女、あるいは加害者と被害者のあいだに潜む、共有の反社会性をかぎりなく増幅させ、
その行き着く果てに垣間見えるものに期待した。」吉田喜重談
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