「青春残酷物語」
1960年(昭和35年)6月3日公開
大島渚 『青春残酷物語』 予告編
大島渚監督
出演
桑野みゆき
川津祐介
久我美子
佐藤慶
渡辺文雄
またこれも自分が生まれた年の映画ですね
桑野みゆきはエエ女やエエ女やとゆー噂は聞いていましたが
確かにかいらしいかいらしい 企画AVギャルってな感じの敷居の低さもヨイ
この時代の婦女子(うちの母親とか)は 変に盛り上がったほんまに変なパーマネントあててたなぁと思い返しました
そして映画自体は日本初のヌーベルバーグらしいが
ヌーベルバーグがどーゆー意味かわからんので
ヌーヴェルヴァーグ(フランス語: Nouvelle Vague)
らしい 『勝手にしやがれ』(1959年)とか あーゆーの
でもフランス製ではないので あんなハイカラさんではなく
ずいぶんとモッチャリしています ま そこがイイのですが 松竹ヌーベルバーグ
「残酷」とゆーからとゆーても「残酷大陸」みたいな面白オカシイ場面は出てこず
全然残酷ではありませんし 雰囲気からしての無鉄砲ぶりもなく
皆さん わりかし マジメでまともです
佐藤慶だけがイカツイです
安保ですか 時代的に ここはよくわからないでは無知の涙ですので
とりあえず調べると
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約
内容はムツカシイことが書いてあるので やっぱり よくわかりませんが
日本にアメリカ軍(在日米軍)を駐留するとゆーことで 何気に迷惑そーな話なので当時の皆さんは反対のデモとかしてはったみたいです
そーゆー時代背景ありの 反抗的なヤングの無鉄砲な行動みたいです
川津祐介が大学生で桑野みゆきは高校生とゆー設定ですが これはAV以上にムリがある
しかし まぁそれも一興なのでヨシとしましょう
無鉄砲とゆーても すぐに人をしばいたり 女子におっさんをひっかけさせて
つつもたせとして登場して おっさんをしばいて金を巻き上げる的なことで
原爆を落としたり大量殺人をやらかすよーな 不真面目なことはしません
桑野さんの姉さんの久我美子の元彼役の渡辺文雄がイカツイ顔面には似合わず先輩風吹かして「俺たちの青春の敗北」とかゆーてるのが またオカシイです
そーかぁー 僕が生まれた1960年とはこーゆーモッチャリした年だったのかーとゆータイムマシン的な感慨ひとしおです
最後に二人は 最低な死に方をしますが その死に方までもがだいぶモッチャリしていて
洋物ヌーベルバーグ時のよーな 乾いたクールな感慨には浸れません ま そこがヨイ所なのですが
僕のお気に入りは
桑野さんが川津さんに水に放り込まれて 「わたし泳げないの」言いながら泳いどるやないか
陸に上がろうとするの を 川津さんが 邪魔するんですが ここ 必死さが全くなく ものすごーく モッチャリー長々ダラダラと
ワンシーン ワンカットに変にこだわってる ふがふが感が 抜群にヨイです
あと 川津さんが 桑野さんのスカートをめくって見えた一瞬のパンチラです
これは とてもヨイ
そんなとこでしょうか
桑野みゆきを堪能楽しむための青春モッチャリ映画とゆー機能は十二分に果たせております
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