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Channel: すそ洗い 
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何気に当たりの1960年産オムニバス「女経」若尾文子:山本富士子:京マチ子

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「女経」

1960年

1960年にオムニバス映画ってあったんですね
若尾さん目当ての鑑賞でありましたが 全3話 全てヨイ出来なので感心感心感心

第一話「耳を噛みたがる女」

監督 
増村保造

出演
若尾文子
川口浩



第一話 若尾文子様の逞しきご活躍が見れるとゆーことで
当時のキャバレーや近代的なラブホテルの中味が見れます なんかとっても貧乏くっさいのです
今でゆーユニットバスが出てくるのですが おもいっくそビンボーくっさい



逆に川口浩の乗ってるスポーツカーがめっさカッコエエ



若尾文子様は脱ぎ無しです
銭ゲバなのでそうやすやすと男に身を任せません
乳の谷間とブラチラが見れただけで辛抱しなはれ
それぐらいに絶頂期です
何しろ 公開は僕が生まれた年ですから



そして若尾文子様と川口浩の恋の行方は
実にクールに さらっと ウエットじゃない方の人情
これが 短編ながら ジンときます
まさかジンとくるとは思いませんでしたが
ジンときます
若尾様のクールビューティーのなせるわざ
ウィンクもとっても素敵

でも耳を噛みたがる女にしては 耳を噛むシーンがあんまし無いし
アップではない 引き絵なのが残念



女経 [DVD]クリエーター情報なし角川映画


第二話「物を高く売りつける女」

監督
市川崑

出演
山本富士子
船越英二
野添ひとみ

山本富士子さんは子供心に あまり好きな女優さんじゃありませんでしたが
この作品を見て ヨサが初めて わかりました
船越英二との出逢い
最初はミステリアスでシュールな女





途中から銭ゲバの現実的なチャキチャキしたしっかり者
この変わり様が 抜群にヨイのです
そしてラストは またまたチャーミングなお姉ちゃんに変身
これはこれはチャーミングなのです



「あなたは高い買い物をするわよ。あたしの売るものはいつも市価より、少し高いのよ」
「何を売るつもり?」
「婚姻届。あなたとあたしの」
「僕は儲けて売るよ。君と結婚すれば、小説のタネは尽きないし、ノイローゼになって失踪することもないからね」
「いつも儲かるとは限らないわよ」


第三話「恋を忘れていた女」

監督
吉村公三郎

出演
京マチ子
中村鴈治郎
叶順子
川崎敬三



京マチ子 中村鴈治郎  叶順子 の組み合わせと云えば 僕のフェバリット日本映画「鍵」でありますが
この「恋を忘れていた女」は実にオーソドックスでトラディショナル
今の夜ドラでも通用するような筋立てですな
勿論 見所は「浮草」同様 中村鴈治郎先生と京マチ子さんの ちょっとしたシーンのやり取り
鴈治郎先生はドスケベ一直線で 京マチコさんはその攻撃をかわす かわす



ここでも クールな銭ゲバ女が 元彼に出逢い
最後には思いやりのあるイイ女に変わっていくとゆーもの
オーソドックスでトラディショナルな作りながら なかなかの心温まりもんです

   

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