千葉市美術館 特別展「仏像半島ー房総の美しき仏たち」
会期 2013年4月16日(火)〜 6月16日(日)
房総の地に仏教文化が及んだのは7世紀後半といわれています。
以来豊かな大地と海とを背景に多くの寺院が建立され、多彩な造形活動が展開されてきました。
本展は、近年見いだされた諸仏や最新の研究成果を視野に入れ、改めて房総の仏教文化の本質を探ろうとするものです。
展示室に集うのは、房総半島各地から選りすぐられた仏像約150体。
関東の白鳳仏としてきわめて重要な龍角寺の薬師如来坐像に始まり、平安前期の森厳な作例を経て、
定朝様や鎌倉様式を受容してゆく流れを追う一方で、「七仏薬師と妙見菩薩」「房総の鋳造仏と上総鋳物師」といったこの地ならではのテーマも検証します。
また造立当初の雰囲気を再現すべく、小松寺や東明寺、真野寺の諸尊を群像として立体的に配置。
いつもの千葉市美術館とはひと味違った、劇的な展示空間を体感していただきます。
日蓮宗の祖である日蓮は安房国(現在の鴨川市小湊)の出身。以来房総の地は法華の傑僧を数多く輩出しています。
本展では「法華の傑僧たち」の一章を設け、日蓮をはじめ日朗や日像、日親らにゆかりの彫刻や絵画を多数紹介。その多くは県外からのお里帰りです。
また房総の仏像が一堂に会するこの機会に、波を彫らせたら天下一と謳われた江戸時代の彫物大工、初代伊八こと武志伊八郎信由(1751-1824)の作品を特別展示。
石堂寺多宝塔の脇間彫刻16面(ほか)をご覧いただきます。
房総を代表する諸仏のほか、長らく非公開であった秘仏や新出の仏像を数多く含み、房総仏画の優品もあわせた、まさに決定版といってよい内容です。
燦々と降り注ぐ陽光と緑深き森、そして豊穣な海―。恵まれた自然に守られ、東国らしい大らかな野趣と意外なほどの洗練を示す房総の仏像たち。
その魅力にふれるまたとない機会を、どうぞお見逃しなく!
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仏像
仏(仏陀、如来)の原義は「目覚めた者」で、「真理に目覚めた者」「悟りを開いた者」の意である。
初期仏教において「仏」とは仏教の開祖ゴータマ・シッダールタ(釈尊、釈迦如来)を指したが、大乗仏教の発達とともに、弥勒仏、阿弥陀如来などの様々な「仏」の像が造られるようになった。
「仏像」とは、本来は「仏」の像、すなわち、釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像を指すが、
一般的には菩薩像、天部像、明王像、祖師像などの仏教関連の像全般を総称して「仏像」ともいう。
広義には画像、版画なども含まれるが、一般に「仏像」という時は立体的に表された丸彫りの彫像を指すことが多い。
彫像の材質は、金属製、石造、木造、塑造、乾漆造など様々である。
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