「火宅の人」
1986年 東映
監督 深作欣二
原作 檀一雄
とりあえず原田美枝子と松坂慶子は乳丸出しである
いしだあゆみはおっかない

不倫もんは大抵暗くて面白みに欠けるので 全く期待していなかったのですが
監督が深作欣二さんとゆーことで どないなもんなのかと
25年経ってからようやく鑑賞する按配となりました
深作さんも緒形さんも もうこの世にはいません


なかなかこれがどーして 前半 中盤が ものごっつーテンポがよく
明るく 楽しく ウキウキ感あり 人間臭く 転んだり どつき回したり
さすが喧嘩シーンは抜群に臨場感があってヨイし
特にヨイのはいしだあゆみさんが原田美枝子のおでこをパシコーンと叩くんですな
ほっぺビンタより妙に生々しくリアリティありの傑作

そんなおとっつぁんの娘がなんで檀ふみなのかわかんない あの連想ゲームの檀ふみ鬱陶しかったでー
緒形拳の不倫もんとゆーと「ポケベルが鳴らなくて」1993年 であるが
やはり気取った裕木奈江より気取らない原田美枝子や松坂慶子がヨイですな 惜しげも無く乳丸出しやし
でもね 不倫とか浮気はね 小金がないとできませんからね
贅沢品です なんかそのあたりがムカつきます
贅沢しやがってよー!って


あとは 松坂慶子さんと あっちこっちゃに旅するあたりから 雲行きが怪しくなってきて
面白くなくなってくる 別に松坂さんが悪くはないのだが ダレる
やっぱし 不倫とか浮気はね 先行きが知れていて限界なり臨界が来るとゆー定説通り
そしていしだあゆみはニンマリ笑う ハッピーエンド
やっぱし最近観た 流行の現代映画より数段オモロイ映画でした
昭和のラストの方ですな
荒井注も生きてはりました
そして音楽は井上堯之 ハズさないね



