広島死体遺棄で逮捕の16歳少女「2人で車乗った」
広島県呉市の山中に元同級生(16)とみられる女性の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で逮捕された無職の少女(16)が「2人で車に乗り、山の上で降りた」と供述しながら、運転したのが誰かは口をつぐんでいることが15日、捜査関係者への取材で分かった。県警呉署捜査本部は同日、死体遺棄容疑で少女を送検した。
遺棄現場は最寄りのJR呉駅から車で30分ほどかかる。少女は当初、「タクシーに乗って、山中で殺害、遺棄した」と説明していたが、2人を乗せたタクシーはないことが、県警の調べで既に判明している。ほかにも説明に不自然な点があり、捜査本部は、車で少女を送迎するなど事件の経緯を詳しく知る第三者がいる可能性もあるとみて、慎重に調べている。
捜査関係者によると、少女は「6月下旬の午前2時から4時の間、自宅近くから車に乗った」「斜面で殺害した後、歩いて山を降り、車に乗った」と供述している。
少女はバイクや運転免許を持っていないことも分かっている。(共同)
被害少女、ブログに「だーい好き」 広島・死体遺棄事件
「友人を殺して山に捨てた」。警察に自首してきた16歳の少女の供述から発覚した広島県呉市の女性死体遺棄事件。
県警への少女の説明によると、遺体は広島市内の高等専修学校にともに通っていた同級生の少女(16)だった。この同級生のブログには、
2人が数カ月前まで仲良くしていた様子が記されていた。2人の間に何があったのか。
死体が遺棄されていたのは呉市栃原町の灰ケ峰公園近く。呉市街地から山道を車で登ると、約30分の場所にある。一帯には雑木林が広がり、ハイキングコースとしても利用されている。
現場付近には、14日午前9時ごろから警察官を乗せた車が次々に到着。43人の捜査員が下草を刈り、被害者の遺留品の捜索や現場検証にあたった。検証は午後5時ごろ終了。15日も範囲を広げて続ける。
(朝日新聞)
親密な2人に何が… 死亡した元同級生のブログに「ありがとねー。大好きよ」
広島県呉市の山中から無惨に捨てられた若い女性の遺体が見つかり、16歳の少女が14日未明、死体遺棄容疑で逮捕された。遺体は広島市の高等専修学校で元同級生だった少女(16)とみられる。遺体が発見されたのは、木が生い茂る急勾配の山の斜面。死亡した元同級生のものとみられるインターネットのブログには、逮捕された少女について「ありがとねー。大好きよ」と書かれていた。逮捕された少女は犯行を認めているが、事件には不可解な点が多い。親密に見えた少女たちに何があったのか。
2人を知る同校の女子生徒(18)らによると、逮捕された少女は「とても礼儀が正しくて、あいさつもしっかりできる子だった」というが、1年生の時から学校に来なくなり、その後家出。
「みんなで捜し回って、3〜4カ月前に連絡が取れた」と話した。
そんな少女が「友達を殺して捨てました」と広島東署に自首したのは12日午後1時10分。父母らに伴われてのことだった。
少女宅の近くに住む男性(67)は、自首する直前の12日午前中、少女が下を向いてしょんぼりした様子で歩いている様子を見かけたという。
「いつもはジャージーのようなラフな格好で、知人と大きな声で(携帯電話で)電話をしながら歩いていた」といい、時折、知人らと午前2時ごろまで騒ぐ声が近所に響くこともあったという。
少女の供述に基づき12日夕から、県警が遺棄現場付近を捜索。山頂付近の林道脇で若い女性の遺体を見つけた。遺体は山の斜面で、投げ落とされたようにして捨てられていたという。
山中付近は不法投棄なども多く、近くで昆虫観察をしていたグループの男性は「土地勘があれば来られる場所で、ゴミ捨て場になっている。以前は、頂上付近で自殺があったと聞いたことはあるが、最近はトラブルはなかった」と話した。
一方、死亡したとみられる元同級生は、広島市安佐北区の自宅で母と弟と暮らしていた。元同級生のものとみられるブログには4月、逮捕された少女と一緒に遊んだとの書き込みが残る。「遊ぶよー」「だーい好き」「街に移動中なう」などと楽しい一日を過ごした様子がつづられていた。
同じ中学校に通っていた生徒によると、「(元同級生は)中学校のときには、いじめられ不登校になっていた」とも。
近くの住民は「(元同級生が)母や弟と、近くのスーパーに出かける姿をよく見た。自宅近くのコンビニで、待ち合わせの車に乗り込む姿をみかけることもあった」と話した。
(2013.7.14 産経ニュース)
広島県呉市の山中から無惨に捨てられた若い女性の遺体が見つかり、16歳の少女が14日未明、死体遺棄容疑で逮捕された。遺体は広島市の高等専修学校で元同級生だった少女(16)とみられる。
遺体が発見されたのは、木が生い茂る急勾配の山の斜面。死亡した元同級生のものとみられるインターネットのブログには、逮捕された少女について「ありがとねー。大好きよ」と書かれていた。
逮捕された少女は犯行を認めているが、事件には不可解な点が多い。
親密に見えた少女たちに何があったのか。
2人を知る同校の女子生徒(18)らによると、2人はすでに同校を退学。逮捕された少女は「とても礼儀が正しくて、あいさつもしっかりできる子だった」というが、1年生の時から学校に来なくなり、その後家出。「みんなで捜し回って、3〜4カ月前に連絡が取れた」と話した。
そんな少女が「友達を殺して捨てました」と広島東署に自首したのは12日午後1時10分。父母らに伴われてのことだった。少女宅の近くに住む男性(67)は、自首する直前の12日午前中、少女が下を向いてしょんぼりした様子で歩いている様子を見かけたという。
「いつもはジャージーのようなラフな格好で、知人と大きな声で(携帯電話で)電話をしながら歩いていた」といい、時折、知人らと午前2時ごろまで騒ぐ声が近所に響くこともあったという。
少女の供述に基づき12日夕から、県警が遺棄現場付近を捜索。山頂付近の林道脇で若い女性の遺体を見つけた。 遺体は山の斜面で、投げ落とされたようにして捨てられていたという。
山中付近は不法投棄なども多く、近くで昆虫観察をしていたグループの男性は「土地勘があれば来られる場所で、 ゴミ捨て場になっている。以前は、頂上付近で自殺があったと聞いたことはあるが、最近はトラブルはなかった」と話した。
一方、死亡したとみられる元同級生は、広島市安佐北区の自宅で母と弟と暮らしていた。元同級生のものとみられるブログには4月、逮捕された少女と一緒に遊んだとの書き込みが残る。「遊ぶよー」「だーい好き」「街に移動中なう」 などと楽しい一日を過ごした様子がつづられていた。
同じ中学校に通っていた生徒によると、
「(元同級生は)中学校のときには、いじめられ不登校になっていた」とも。
近くの住民は「(元同級生が)母や弟と、近くのスーパーに出かける姿をよく見た。自宅近くのコンビニで、待ち合わせの車に乗り込む姿をみかけることもあった」と話した。(以上)
女子生徒の知人らによると、女子生徒は無職少女から数千円の金を借り、その返済を巡って、もめたこともあったという。さらに、飲食店での支払いでもトラブルがあったとの情報もあるという。
無職少女は、近所の人によると母親と妹の3人暮らし。今年5月下旬ごろ、女性2人が怒鳴り合う声が聞こえたという。ある女性は「こんな事件を起こすなんて」と信じられない様子だった。(抜粋)
捜査本部の調べに対し、少女は、「6月下旬に2人で広島市内から車に乗っていった」と供述。「現場で口論となり殴ったり首を絞めるなどして殺害した」と話しているというが、2人とも運転免許を持っておらず、県警は第三者が関与した可能性もあるとみて調べを進めている。
逮捕された少女は12日午後1時10分ごろ、家族らに連れられて広島東署に自首。「友達の女性を殺して捨てた」と供述した。県警は供述に沿って、12日夕から呉市の灰ケ峰を捜索したところ、13日午後5時20分ごろ、山頂付近の山中の斜面で、若い女性の遺体を発見した。遺体は埋められておらず、損傷が激しかった。
広島市の16歳の少女が死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、少女が「車で山に行き、殺した」と話していることから、警察は、共犯者がいる可能性もあるとみて調べを進めています。
この事件は12日、広島市に住む16歳の少女が「友達を殺して山に捨てた」と警察に自首し、供述通り、呉市の山中で女性の遺体が見つかり、逮捕されたものです。少女の話から、遺体は先月下旬から行方不明となっている少女の元同級生(16)とみられていますが、白骨化していて身元の確認が難航しています。警察の調べに少女は、「被害者と一緒に車で山に行き、口論になって殴ったり首を絞めたりして殺した。帰りは歩いて山を下りた」などと話しています。
近所の人:「(普段、少女には)男性の方がいて、一緒に帰ってきたりとか見かけました」
しかし、誰の車で誰が運転して行ったのかについては口を閉ざしているということで、警察は、共犯者がいる可能性もあるとみて調べています。
慈悲と天秤 死刑囚・小林竜司との対話クリエーター情報なしポプラ社