夫婦を殺人罪で起訴 福岡地検、筑後元従業員殺害で
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営者夫婦が元従業員、日高崇さん(当時22)を殺害したとして再逮捕された事件で、福岡地検は7日、中尾伸也容疑者(47)と妻の知佐容疑者(45)を殺人罪で起訴した。
同地検は両被告が日高さんを暴行などで衰弱させる一方、医師による適切な医療を受けさせずに浴室に放置し、浴室内で死亡させたと認定した。
両被告の周辺では別の元従業員の男性の骨が見つかっているほか、親族2人も行方不明となっており、
県警筑後署捜査本部が関連を調べている。
起訴状によると、伸也被告と知佐被告は2004年6月中旬から下旬の間、当時住んでいた筑後市内のアパートで、03年12月から住み込みで働いていた日高さんを施錠した6畳和室に閉じ込めるなどして支配。
十分な食物を与えず、頭や顔を殴ったり、背中を蹴ったりするなどの暴行を繰り返したうえ、浴室内に放置し殺害したとされる。
捜査本部や関係者によると、両被告は03年にリサイクルショップを開業。
日高さんは同年8月ごろから従業員として働いていた。
県警は今年5〜6月、伸也被告の供述に基づき、筑後市内にある伸也被告の実家周辺の捜索を実施。
実家の庭などから複数の人骨の骨片が発見され、DNA鑑定で日高さんと確認されたことなどから、
6月16日に両被告を殺人容疑で再逮捕していた。
捜査関係者によると、一部の人骨がDNA鑑定で行方不明になっていた別の元従業員と確認されたうえ、
2人と一致しない骨も実家近くの川から見つかっている。
両被告の周辺では知佐被告の妹の夫と長男の2人も行方不明となっており、
伸也被告は捜査本部の調べに対し「親族の父子を含む4人を死なせ、遺体を遺棄した」と説明しているという。
(2014/7/8 日本経済新聞)
中尾容疑者「4人死なせた」=3人目の骨、夫婦の親族か−元従業員殺害・福岡県警
福岡県筑後市のリサイクルショップ元従業員殺害事件で、ショップ経営中尾伸也容疑者(47)=殺人容疑で再逮捕=が県警筑後署捜査本部の調べに対し、「親族ら4人を死なせた」などと供述していることが7日、捜査関係者への取材で分かった。同容疑者の実家近くで見つかった3人目の人骨は不明の親族のものの可能性があり、捜査本部が身元の特定を進めている。
捜査関係者によると、中尾容疑者と妻知佐容疑者(45)=同=夫婦の周辺では、骨片が確認された日高崇さん=当時(22)=ら男性元従業員2人のほか、親族2人も行方が分からなくなっている。
3人目の骨は同市の中尾容疑者実家近くを流れる川の捜索で見つかり、日高さんら2人の元従業員とは異なるDNA型が検出されたという。
(2014/07/07 時事通信 )
元従業員の骨「機械で粉砕」=中尾容疑者が供述−発覚遅らせる工作か・福岡県警
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営中尾伸也容疑者(47)夫婦の元従業員殺害事件で、同容疑者が、元従業員日高崇さん=当時(22)=の骨を「機械で粉砕した」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。県警筑後署捜査本部は発覚を遅らせるための工作とみて、機械の入手ルートなどを調べている。
捜査関係者によると、中尾容疑者は日高さんの遺体について、「実家の庭に埋めて白骨化するのを待った。その後、掘り起こして川に捨てた」と供述。
この際、「機械を使って砕いた」などと、手口を具体的に説明したという。
県警はこうした説明に基づき、実家敷地などを捜索し、複数の骨片を発見した。一部は日高さんのものと判明したが、別の骨片から日高さんとは異なるDNA型が検出され、詳しい鑑定の結果、ほかに行方が分からなくなっている男性のものと一致したという。
県警は、この男性が死亡した経緯についても夫婦が事情を知っているとみて、慎重に調べている。
(2014/06/19 時事通信)
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営、中尾伸也容疑者(47)と、妻の知佐容疑者(45)は、10年前の平成16年5月上旬から6月下旬までの間、自分の店で働いていた日高崇さん(当時22)に暴行を加えて殺害したとして、16日、殺人の疑いで逮捕されました。警察は、記者会見で2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。警察によりますと、日高さんは亡くなる半年ほど前から店舗や夫婦の自宅のアパートに住み始めたということですが、これまでの調べに対し、夫の中尾容疑者は「日高さんに、日常的に殴る蹴るの暴行を加えていた」と供述していることが警察への取材で分かりました。警察は暴行が始まったきっかけや動機などについて詳しく調べています。また警察によりますと、夫婦の周辺では従業員や小さな子どもを含む親族など複数の人が行方不明になっているということです。このうち数人について、中尾容疑者は「すでに死亡している」と説明しているということですが、行方が分からなくなってからかなりの時間がたっていることなどから、警察は慎重に関連を捜査することにしています。
(2014.06.17 NHK ONLINE)
筑後殺人容疑の夫婦 別の従業員から1500万円 親族に要求 日高さんからも数百万円
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営の元従業員日高崇さん(当時22)を殺害したとして殺人容疑で逮捕された経営者の中尾伸也容疑者(47)と妻の知佐容疑者(45)が、別の従業員の親族に「(従業員が)店の金を盗んだ」などと言いがかりをつけて現金を要求し、計約1500万円を受け取っていたことが17日、関係者への取材でわかった。夫婦は日高さんの親族にも「日高さんが店の金を持ち逃げした」などと金を要求していたという。県警は夫婦が金に困っていたとみて、日高さんの殺害に至った経緯を詳しく調べている。
関係者によると、従業員だった男性は2003年にリサイクルショップが開業したころから勤務していた。店では深夜まで「軟禁状態」で働くことを強要されたため、1ヵ月ほどで店から逃げ出したという。この男性の親族は、夫婦から暴力団との関係をほのめかされて「暴力団から従業員を守ってあげる」と言われたり、「従業員が店の金を持ち逃げした」と告げられたりして何度も金を要求されたという。夫婦側に支払った総額は約1500万円に上るという。
一方、日高さんは、この従業員とほぼ同時期に店で働いていたとみられている。伸也容疑者は日高さんが04年に行方不明になった後も、日高さんの親族に数百万円を要求していたという。伸也容疑者は1998年、知佐容疑者は2001年に自己破産し、リサイクルショップ開業後も多額の借金を抱えていた。
<西日本新聞 2014.06.17>
「リサイクル&ディスカウントショップ・エース」
住所
〒833-0054
福岡県筑後市大字蔵数746−1
電話番号
0942-51-1888
最寄駅
西牟田駅(1472m)
・お客は少なく繁盛していない様子
・従業員の給与は約15万だが定着率が悪かった
・若い従業員が顔を晴らしたり、別の従業員は包帯で絆創膏で暴力受けていた
・その従業員たちが忽然と姿を消してしまった
・伸也は筑後市で生まれ、地元の小中学校から勉強できないので隣り町の工業高校(1年で中退)
・高校中退後、県内のホテルに勤務
・ホテル社長「小さなホテルで、真面目な子だったけど2、3年で突然辞めてしまった」
・ホテル辞めた後は中洲に行き、知佐と知り合う
・佐知の父が関係する闇カジノで送迎の仕事
・客の女性に手を出し、激怒した知佐の父親が二人を追い出す
・職を失い1998年自己破産、一方、知佐と入籍
・知佐は物凄い美人でモデルと思うほど、
・二人で大分から魚を仕入れ魚の行商をしていたが、うまくいかず、喫茶店の経営もダメ
・二人が結婚した年に実家土地が差押え、2001年に知佐が自己破産、2002年に伸也両親と祖母が自己破産
・中尾夫婦には中学3年の娘がいる。学校が遠くてベンツで送迎、いじめが原因で不登校
・今後逮捕者増える可能性あり(警察談)
<週刊新潮(4月24日号)より>
中尾伸也容疑者(47)中尾知佐容疑者(45)周辺で行方不明者多数 2014年04月
「従業員の遺体を実家の庭に埋めた」中尾伸也被告(47)と妻の知佐被告(45)殺人容疑で再逮捕
「妻に言われて殴ったり庭に埋め白骨化待ったり」中尾伸也容疑者(47)
知人カードで現金引き出した疑い、夫婦逮捕 周辺で不明者情報も
不正カード使用容疑、夫婦を逮捕 周辺で数人の不明者か
知人男性名義のキャッシングカードで現金を引き出し盗んだとして、福岡県警捜査1課と筑後署は11日、同県筑後市蔵数、リサイクルショップ経営中尾伸也容疑者(47)と、妻で無職の知佐(ちさ)容疑者(45)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると、両容疑者の周辺では行方がわからなくなっている人が数人いるといい、県警などにも昨夏以降、「行方不明者がいる」との情報が寄せられていたことから、関連も調べる方針だ。
発表によると、両容疑者は共謀し、県外に住む知人の40代男性名義のキャッシングカードを使って、2007年7月10日〜13年11月10日、同県八女市などの現金自動出入機で十数回にわたって現金計約53万円を引き出し、盗んだ疑いがある。
犯行に使われた3枚のキャッシングカードは現金自動出入機で消費者金融などから現金が引き出せるもので、いずれも男性名義だった。だが、県警が男性から話を聞いたところ「カードは作っていない」と話し、カードが使われていることも知らなかったという。県警は、両容疑者が知人の男性になりすまして書類を偽造し、キャッシングカードを作っていたとみている。
県警は11日、中尾容疑者の自宅や、筑後市内で経営するリサイクルショップなどを家宅捜索した。12日も捜索する予定だ。
(2014年4月11日 朝日新聞デジタル )
窃盗容疑夫婦、そろって自己破産 不明者情報との関連捜査 福岡・筑後
知人名義のキャッシングカードで現金を不正に引き出したとして、福岡県警に窃盗容疑で逮捕された同県筑後市のリサイクル業の夫婦が、借金を抱えて約15年前に自己破産し、実家も競売に掛けられていたことが12日、分かった。県警は夫婦の周辺で行方不明者が複数出ているとの情報との関連を慎重に調べている。
県警は同日もリサイクルショップなど関係先を家宅捜索し、夫婦を送検した。
窃盗容疑で逮捕された筑後市蔵数のリサイクルショップ経営、中尾伸也容疑者(47)は平成10年6月に、妻の知佐容疑者(45)は13年11月に、それぞれ自己破産していた。関係者によると、筑後市内にある中尾容疑者の実家では、母親が理容店を経営していたが、11年に借金で差し押さえを受け、競売に掛けられた。
県内の金融会社関係者によると、中尾容疑者の実家には日掛け金融を含む複数社が毎日取り立てに来ていたこともあったという。
中尾容疑者の両親と祖母も14年に自己破産しており、県警は経済的な困窮から不正引き出しを図った疑いがあるとみている。
逮捕容疑は19年7月〜25年11月、知人男性名義のキャッシングカード3枚を使って現金自動預払機(ATM)から計約53万円を引き出したとしている。
(2014.4.12 MSN産経ニュース)
筑後市の夫婦を逮捕-周辺で行方不明者多数
知人名義のキャッシングカードから現金を引き出したとして、
福岡県筑後市蔵数に住むリサイクルショップ「エース」経営・中尾伸也容疑者(47)、
妻で無職・中尾知佐容疑者(45)ら2人が
4月11日、窃盗容疑で福岡県警に逮捕されました。
逮捕容疑は、2007年7月〜2013年11月までの約6年間で、
福岡県八女市などのATMで知人男性のキャッシングカードを使い、
消費者金融から十数回にわたり合計約53万円の現金を引き出した疑い。
福岡県警捜査1課は4月11日朝から、中尾伸也容疑者が経営するリサイクルショップ「エース」や、
夫婦の自宅など数ヶ所を捜索しています。
現金を引き出された知人は福岡県外に住む40代の男性で、
「私は、そのようなキャッシングカードを作っていないし、使った覚えもない」などと話しており、
借金返済の請求なども届いておらず被害に気付いていませんでした。
中尾伸也容疑者らは、知人男性になりすましてキャッシングカードを作ったとみられています。
この知人男性は中尾知佐容疑者と面識があるということで、捜査1課は参考人として事情を聴いています。
また捜査関係者によると、夫婦の交友関係周辺で複数人の行方不明者が出ており、
福岡県警が情報収集を進めるとともに、関連を調べているということです。
警察は「夫婦の周辺で行方不明になっている人が複数人いる」という情報しか発表しておらず、
具体的なことはまだ分かっていません。
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