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監禁王 ヨーゼフ・フリッツル  フリッツル事件1984年8月29日〜2008年4月26日



フリッツル事件(Fritzl case)

Josef Fritzl

1984年8月29日、
エリーザベトの父はドアを運ぶ助けが必要なふりをして彼女を自宅の地下室に誘い出した。
このドアは地下室を密閉するための最後の部品であった。
ヨーゼフが枠の長さを測っている間、エリーザベトはドアを支えていた。
ドアがはまると、ヨーゼフは彼女の顔めがけてエーテルを染み込ませたタオルを投げ、
エリーザベトが意識を失うまで顔に押しつけた。
彼はその後、彼女を地下室に投げ入れ、ドアに鍵を閉めた。

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オーストリアの警察は27日、娘(42)を地下室に24年間監禁し、性的虐していたなどとして、同国北東部アムシュテッテンに住む父親(73)を逮捕したと発表した。娘は、監禁中に父親の子供7人を地下室で産み、うち1人は出産後まもなく死亡したと話しているという。

警察や地元報道によると、父親は娘を11歳ごろから性的虐待。約7年後の84年8月からは地下室に監禁して、虐待を続けた。

地下には、寝室や台所、トイレなど数室があり、テレビも置かれていたという。父親だけが暗証番号を使って地下室に出入りし、妻は地下に娘やその子供がいるとは知らなかったという。

6人は男女各3人で、5歳から19歳。うち3人はそれぞれ生後1年前後に自宅玄関前に置かれ、娘の「自分は育てられない」という手紙が添えてあった。父親と妻はこの3人を自宅で育て、学校にも通わせていた。

残る3人は出生後、地下室から一歩も出たことがなかったという。このうち19歳の女性の容体が悪くなり、今月半ばに父親が娘から頼まれたように装って病院に連れて行ったことをきっかけに、事件が明らかになった。父親はすべての手紙を娘に書かせ、監禁や性的虐待、出産を隠していたとみられている

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Josef Fritzl Speaks about his Life Behind Bars

Inside Josef Fritzl's Basement

Josef Fritzl- Geschichte eines Monsters[DOKU Deutsch HD]

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【5月6日 AFP】オーストリア東部で父親が実の娘を自宅の地下室に24年間監禁し、性的暴行を加えて子ども7人を産ませていたとされる事件で、ヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)容疑者(73)は監禁の6年前から地下室建設を計画していたことが明らかになった。警察が5日、発表した。

 フリッツル容疑者は1984年、娘が18歳だった時に監禁を始めたとされるが、警察によると、すでに1978年に地下室の建設を計画していたという。その年に地下室の拡張工事の許可を得た後、5年間かけて完成させたという。

 オーストリア警察のフランツ・ポルツァー(Franz Polzer)主任捜査官は「計画の段階で、すでに監禁用の秘密区画を設ける意図があったと思われる」と語った。

 警察によると、娘やその子ども3人が監禁されていた地下室にたどり着くには8つのドアがあり、最後の3つには暗号入力が必要な電子錠が取り付けられていたという。さらに2つのドアは強化鋼製で、さらにもともとあった地下室の入り口ドアはコンクリートで補強され、重さが500キロもあったという。

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■拘置所では落ち着きをみせる

 フリッツル容疑者は現在、ザンクトペルテン(St. Poelten)の拘置所に拘置されている。拘置所関係者がオーストリア通信(APA)に語ったところによると、同容疑者は特に問題も起こさず落ち着いており、周囲を警戒している様子だという。

 フリッツル容疑者は、同容疑者と同房になることに同意した収容者1人とともに2人部屋に収容されているが、暴力行為を受けることなどを避けるためその他の収容者からは隔離されている。監房内で食事をし、毎日1時間だけ許可されている中庭での運動は断っているという。

 一方、精神科医ら病院関係者は5日、監禁されていた3人の子どものうち2人の状態は「徐々に改善」しているとしたが、一番年上の19歳の娘は引き続き人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれている。2人の子どもには、フリッツル容疑者が与えていたものに似た水槽や、地下室から持ち出されたおもちゃが与えられているという。

■動機は2重生活か

 ポルツァー主任捜査官は監禁の動機について、これまで暮らしてきた家族との生活を、若く美しい女性との間で再現することにあったとする見方を示した。

 また、「現場の捜査官として今回の事件は非常に特異だといえる。非常に例外的な犯罪者だ」と語った。現在、現場の地下室では30人以上の警察官が捜査にあたっている。(c)AFP/Sim Sim Wissgott


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