「0.5ミリ」
今年最後の映画館鑑賞会
フツーの介護もんのお涙ちょうだいとかだったら嫌だなーと思いながらも
安藤サクラ主役だから 我慢しよーと
でも 当然ながら 全然そーゆー映画ではなく
安藤サクラが坂田利夫から譲り受けた117クーペで流離うやつだったんで安心しましした
でも流離い時間が長尺過ぎんのんが玉に瑕
井上竜夫と坂田利夫（僕らが子供の頃のヒーローですな）がグダグダやってる時は
ホクホク見てたのです
だって井上竜夫と安藤サクラがカラオケボックスで歌ってたりの夢のやうな景色
坂田利夫が映画の大画面で歩いたり喋ったり安藤サクラに恫喝されまくったりしとるんですよ
おまけに 坂田さん宅のガレージから登場した車が
憧れの世界一カッコええ車 いすず117クーペですから
たまったもんじゃありません！
もうそれだけでヨイ按配です
１１７クーペを坂田さんが運転したり安藤さんが運転したりと
絶景ですね 見てるだけで幸せ一杯夢一杯の心地よさ
ただし いつまでも竜爺と阿呆の坂田に任せとるわけにはいかんらしく
津川さんとか草笛さんとかが出てきて
いっぺんに映画っぽくなってきてどっちらけなんです
安定感あり過ぎ 予定調和過ぎ THE日本映画の風格
おまけに柄本さんまで出てきて毎度毎度の粗暴な怒鳴りと暴れっぷり
もー飽き飽きですね 柄本さんは いつもこー
毎回映画でもドラマでも同じことばっかしやってる
粗暴のスーパーマーケット
今回は 何かちょっと新鮮な演技はしているものの
やっぱりいつもの柄本明なもんで どっちらけ
でも まぁ安藤サクラが出ずっぱりなんでね
そーゆー日本映画の因習にはぐっと目をつぶれます
安藤サクラ絡みだもんでね
大変満足しております
安藤サクラの顔面は本当に素敵です
これだけで持ちます
できれば もう一老人の性欲をビンビン刺激する悪魔っぽいノリで
メーター振り切っていただいたほうがありがたかったのですが
0.5ミリの人との距離感を出さんとアカンらしく
最終的にはエエ人で ガッカリ
闖入者じゃありませんでした
いすず117クーペとユノアさん
ヒストリーガレージの昭和のプロダクトデザイン 銀色のいすず117クーペ
ジョルジェット・ジウジアーロのプロダクトデザイン
