通勤 通り道の書店で 通勤電車の読み物は何かないかと チラ見してたら
帯に 妻を殺したのは この私です。信じて下さいー「自供」より と印刷してる本
「田中慎弥の掌劇場」が目に止まり
短編です 3ページ程度のお話がみっしり詰まってます
田中慎弥とゆー人の本は めんどくさそーなので まだ読んだことがなかったですが
芥川賞を取った時のインタビューが若い頃のジョン・ライドンみたいで印象的だった人ですね
「石原知事に逆襲」芥川賞の田中氏ノーカット会見

3ページぐらいで 片付けてくれるし ムツカシイ言い回しも非現実的な飛躍もないし
帰り道の電車でサクサクとは進む
サクサクとは進むのですが
ひとつひとつの話がいちいち引っかかります
見事
まず しょっぱなの「宇宙の起源」はでかい鯨が海峡に打ち上げられたお話ですが
これ バラードの「溺れた巨人」っぽくて 一撃でヤラレました
しょっぱながこれなので 期待大にならざるをえません
どの話も不穏で 一撃で厭な気分にしてくれます
見事
3ページで それがでけるのか
めんどくさくなくてヨイ
不穏とか厭な気分になる世界に浸るには ある程度の枚数がいるのかなと思っていたのですが
そーでもないとゆーことがわかりました
見事