通勤 通り道の書店で 通勤電車の読み物は何かないかと チラ見してたら
帯に 妻を殺したのは この私です。信じて下さいー「自供」より と印刷してる本
「田中慎弥の掌劇場」が目に止まり
短編です 3ページ程度のお話がみっしり詰まってます
田中慎弥とゆー人の本は めんどくさそーなので まだ読んだことがなかったですが
芥川賞を取った時のインタビューが若い頃のジョン・ライドンみたいで印象的だった人ですね
「石原知事に逆襲」芥川賞の田中氏ノーカット会見
田中慎弥の掌劇場 (集英社文庫 た 82-2)クリエーター情報なし集英社
3ページぐらいで 片付けてくれるし ムツカシイ言い回しも非現実的な飛躍もないし
帰り道の電車でサクサクとは進む
サクサクとは進むのですが
ひとつひとつの話がいちいち引っかかります
見事
まず しょっぱなの「宇宙の起源」はでかい鯨が海峡に打ち上げられたお話ですが
これ バラードの「溺れた巨人」っぽくて 一撃でヤラレました
しょっぱながこれなので 期待大にならざるをえません
どの話も不穏で 一撃で厭な気分にしてくれます
見事
3ページで それがでけるのか
めんどくさくなくてヨイ
不穏とか厭な気分になる世界に浸るには ある程度の枚数がいるのかなと思っていたのですが
そーでもないとゆーことがわかりました
見事