民家全焼…額に包丁刺さった女性遺体
21日朝、神奈川県湯河原町で民家が全焼する火事があり、焼け跡から額に包丁が刺さった女性とみられる遺体が見つかった。警察は殺人事件とみて捜査を始めた。
警察などによると21日午前6時過ぎ、湯河原町で「民家の窓から煙が出ている」と通行人から通報があった。火は約30分後に消し止められたが、木造平屋建ての民家を全焼し、焼け跡からこの家に1人で住んでいる平井美江さん(66)とみられる遺体が見つかった。捜査関係者によると、遺体は寝室で布団をかぶった状態であお向けで見つかり、遺体の額の右寄りの部分に包丁が刺さっていて、頬にも傷があったという。また、玄関は施錠されていたという。平井さんには知的障害があり、足も不自由なため車いすを使用していたという。
警察は今後司法解剖を行い、身元の特定を進めるとともに、女性の額の傷が深いことなどから、殺人事件とみて捜査を始めている。
(日本テレビ系(NNN) 4月21日)
神奈川・湯河原町で21日朝、住宅を全焼する火事があり、焼け跡から、額に包丁のようなものが刺さった状態の女性の遺体が発見された。FNNは、出火直後に撮影された映像を入手した。
映像では、白い煙が、住宅から立ちのぼり、建物の裏からは、炎が上がっているのが確認できる。
21日午前6時ごろ、JR湯河原駅近くの平井美江さん(66)が住むとみられる、木造平屋建て住宅から出火した直後の映像。
玄関先は、激しい炎に包まれていた。
消火活動が行われている玄関手前に映った、窓のある部屋は寝室。
火は、30分ほどで消し止められたということだが、寝室のベッドに、あおむけで、額に包丁が刺さったまま横たわった、平井さんとみられる女性の遺体が発見されたという。
その後の調べで、この現場付近では、別の住民が、男に鉄パイプで殴られる事件が起きていたこともわかっている。
火事は、湯河原駅のすぐ近くで発生。
湯河原駅から、徒歩2~3分のところで、火事は起きた。
午前6時ごろ、湯河原町宮下の平井美江さん宅で火事があり、木造平屋建て住宅が全焼し、およそ30分後に消し止められた。
消火活動の際に、警察と消防が、寝室のベッドにあおむけに横たわった女性の遺体を発見し、右の額には、包丁のようなものが刺さっていたという。
この家に1人で住むとみられる、平井美江さんと連絡が取れておらず、警察は、身元確認を急ぐとともに、死因の特定を急ぎ、殺人事件の疑いで捜査をしている。
平井さんが通っていた、作業所たんぽぽの鈴木所長は、「いや、びっくりですね。全く心当たりないし、本当にショック。(平井さんは)明るい方。とっても話し好きで」と語った。
また、この火事から6時間前の午前0時ごろ、火事があった現場から、およそ350メートル離れたアパートで、男が突然、無施錠だった60代の男性会社員の部屋に土足で侵入し、鉄パイプのようなもので2回殴り、けがをさせる事件が起きている。
男は、JR湯河原駅の方向に逃走したという。
警察は、この2つの事件の犯人が、同一である可能性もみて捜査している。
現場と現場の間には、血痕のようなものも、2つ見つかっている。
警察は、入念に調べているが、そういったものについても関連を調べている。
(FNN)