豊中・隣人殺害 「エレベーター降りて襲った」母切られ死亡、そばには1歳長男が…
大阪府豊中市服部西町のマンションで母子が襲われ、住人の滝畠裕美さん(33)が殺害された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された同じマンション住人の男は「数日前に滝畠さんの長男が玄関をたたいたので文句を言いに行った。2人と1階で同じエレベーターに乗り、6階で降りた際に襲った」と話していることが27日、分かった。一方で「(何者かに)ストーカーされたり、カメラで監視されている」などとも話しており、大阪府警豊中南署が慎重に調べている。
逮捕されたのは、マンション6階に住む無職、上原亮宏容疑者(53)。「殺すつもりはなかった」などと殺意については否認しているという。
逮捕容疑は同日午後2時ごろ、6階のエレベーター前通路で、滝畠さんを刃物で切りつけたなどとしている。滝畠さんの傷は首や腹部、足など数カ所に及ぶという。一緒にいた1歳の長男にけがはなかった。
事件後に上原容疑者自身が「人を切った」と110番していた。
上原容疑者は一人暮らしで、自宅からは凶器とみられるサバイバルナイフが見つかった。
滝畠さんは夫(42)と長男の3人暮らし。現場は阪急宝塚線服部天神駅近くでマンションや商業施設などが立ち並ぶ地域。
(2015.5.27 産経新聞)
豊中・隣人殺害 血だらけの母のそばで泣きじゃくる男児…救急隊員が見た凄惨な現場
救急隊員らが見たのは、血だらけで倒れる母親のそばで泣きじゃくる幼い男の子の姿だった。大阪府豊中市のマンションで、住人の滝畠裕美(ひろみ)さん(33)が刃物で襲われて死亡した事件は、1歳長男の目の前で起きた。
現場マンション近くに住む女性(33)は27日午後2時すぎ、けたたましいサイレンの音を聞いた。外に出ると、マンションの方から子供が泣き叫ぶ声が響いてきたという。
大阪府警や消防によると、滝畠さんはマンション6階のエレベーター前で血を流して倒れていた。救急隊員は泣き続ける長男を滝畠さんから引き離し、現場で救命活動を続けた。長男も血を浴びていたことから救急搬送されたが、けがは確認されなかった。
女性によると、マンション1階では滝畠さんの家族とみられる男性が6階を見上げ、声にならない叫び声を上げていた。それからしばらくすると、警察官に取り囲まれた上原亮宏容疑者(53)が現れ、パトカーに乗せられた。上原容疑者は取り調べの中で「滝畠さんの長男にドアをノックされた」と話したとされるが、真偽は不明だ。
5歳の長女がいるという近所のパート女性(24)は「もし本当だとしても、そんな理由で切りつけるなんて許せないし、怖い」とおびえた。
マンション1階にある美容室の女性店員は、滝畠さん一家が3人仲良く出かける姿をたびたび見かけていたといい、「幸せそうな家族だったのに、なぜこんなことになってしまったのか」と声を詰まらせた。
(2015.5.27 産経新聞)
大阪府豊中市服部西町のマンションで母子が襲われ、住人の滝畠裕美さん(33)が殺害された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された同じマンション住人の男は「数日前に滝畠さんの長男が玄関をたたいたので文句を言いに行った。2人と1階で同じエレベーターに乗り、6階で降りた際に襲った」と話していることが27日、分かった。一方で「(何者かに)ストーカーされたり、カメラで監視されている」などとも話しており、大阪府警豊中南署が慎重に調べている。
逮捕されたのは、マンション6階に住む無職、上原亮宏容疑者(53)。「殺すつもりはなかった」などと殺意については否認しているという。
逮捕容疑は同日午後2時ごろ、6階のエレベーター前通路で、滝畠さんを刃物で切りつけたなどとしている。滝畠さんの傷は首や腹部、足など数カ所に及ぶという。一緒にいた1歳の長男にけがはなかった。
事件後に上原容疑者自身が「人を切った」と110番していた。
上原容疑者は一人暮らしで、自宅からは凶器とみられるサバイバルナイフが見つかった。
滝畠さんは夫(42)と長男の3人暮らし。現場は阪急宝塚線服部天神駅近くでマンションや商業施設などが立ち並ぶ地域。
(2015.5.27 産経新聞)
豊中・隣人殺害 血だらけの母のそばで泣きじゃくる男児…救急隊員が見た凄惨な現場
救急隊員らが見たのは、血だらけで倒れる母親のそばで泣きじゃくる幼い男の子の姿だった。大阪府豊中市のマンションで、住人の滝畠裕美(ひろみ)さん(33)が刃物で襲われて死亡した事件は、1歳長男の目の前で起きた。
現場マンション近くに住む女性(33)は27日午後2時すぎ、けたたましいサイレンの音を聞いた。外に出ると、マンションの方から子供が泣き叫ぶ声が響いてきたという。
大阪府警や消防によると、滝畠さんはマンション6階のエレベーター前で血を流して倒れていた。救急隊員は泣き続ける長男を滝畠さんから引き離し、現場で救命活動を続けた。長男も血を浴びていたことから救急搬送されたが、けがは確認されなかった。
女性によると、マンション1階では滝畠さんの家族とみられる男性が6階を見上げ、声にならない叫び声を上げていた。それからしばらくすると、警察官に取り囲まれた上原亮宏容疑者(53)が現れ、パトカーに乗せられた。上原容疑者は取り調べの中で「滝畠さんの長男にドアをノックされた」と話したとされるが、真偽は不明だ。
5歳の長女がいるという近所のパート女性(24)は「もし本当だとしても、そんな理由で切りつけるなんて許せないし、怖い」とおびえた。
マンション1階にある美容室の女性店員は、滝畠さん一家が3人仲良く出かける姿をたびたび見かけていたといい、「幸せそうな家族だったのに、なぜこんなことになってしまったのか」と声を詰まらせた。
(2015.5.27 産経新聞)