「新宿スワン」
綾野剛
山田孝之
伊勢谷友介
沢尻エリカ
金子ノブアキ
山田優
豊原功補
吉田鋼太郎
安田顕
深水元基
村上淳
丸高愛実
久保田悠来
真野恵里菜
監督 園子温
原作 和久井健「新宿スワン」(講談社「週刊ヤングマガジン」)
掴みは色々期待を持たせてくれますが 予想通りのペランペランな内容で
中盤から グズグズになっていきます
でも ペランペランでグズグズでも 園子温もんなんで 勢いはあり 惹きつけ続けるもんはあります
この勢いが大事です 絵作りも時折 エエ絵柄があります ただしBGMの選曲はつまんないです
園子音はどこに向かおうとしているのか わかりません 映画への鬱陶しいぐらいの情熱は認められますが
どこに行こうとしているんでしょうか
最近テレビドラマとかで良く見かける役者さんが勢ぞろいで
色んな大人の事情的なもんも感じられます
退屈はしなくってイイのですが役者さんのギラギラ感が不完全燃焼に終わります
最後までブレることなくギラギラ燃え続けてたのは綾野剛君ぐらいかな
綾野剛くんは いつものよーに気取ったり斜めに構えたりクールであったりなキャラではなく 憎めない誠実な不良でイイ子です
この役柄を誠実に頑張ってこなしているのがとても好感を持てます 綾野剛にこんなに好感を持ったのは初めてぐらいです
山田孝之くんは いつも通り 冷酷で頭がキレ悪党青年でシビレちゃいますが
過去のバックボーンがわかるあたりから キャラ設定がブレっブレにブレてきて かっちょ悪くなってきます
最近の山田くんには珍しいぐらいの かっこ悪さです これはお話が悪いのか 監督が悪いのか 山田くんがちょっと可哀想です
沢尻エリカさんは 今期の月9からガン見しておりますが あの誰にも出せない独特のオーラとエロい体
この映画でも あの変てこりんな独特なオーラが出まくりでオモロイ
ほとんど キャミソール姿のみなので パンツは丸見えです
パンツ丸出しですが 今回の園子温モンのテーマはパンチラものではないので 雑なパンツ丸出しです
とゆーか オーラが優先しているので パンツ丸出しもちぃともエロく見えないのです
ポエムです 王子様が助けにくる ポエムで 歌舞伎町を走るパンツです
シャブ中に落ちていく ポエムです
金子ノブアキとゆーヒトは昔は嫌いだったんですが 金子マリの息子さんだと聞いてから印象が変わりました
今回はどんなもんなんでしょう 可もなく不可もなくてな役回りと演技です どっちでもエエ感じですか
豊原功補さんは 今期のドラマの弁当屋にやってくる ママ友の旦那役で注目株ですが
この映画では 不器用な感じがします
山田優は老けましたか あまりクラブのママ役はハマりません
伊勢谷さんは 相変わらずカッコええですが 今回は怖さが薄いのが残念
この映画で一番気になったのが 何かと丸高ちゃんの乳を揉み揉みしてる狂犬と呼ばれてるガタイのいい役者さんです。名前がわかりません。多分みんなエズパーに出てたあの男子だと思いますが
安田さんは武さんの映画に出てた時のよーな切れ味がなく残念
吉田さんも朝ドラに出てた時のよーな風格がなぐて残念な仕上がり
とにかく煙草を吸わせときゃあなんとなく渋カッコイイんでしょうとゆーのが安直でよろしくない
若手はほとんど煙草吸ってなくてもギラギラカッコイイんだから、何とかして欲しかった所
丸高ちゃんはなかなかエエ女ですがロンハー以外ではこーゆーお色気要員的な役回りが多いのが
可哀想です
もっと色々できる人なので何とかしてあげて欲しい
森進一の歌が良かったです も少し長めに流して欲しかったですな
「新宿みなと町」
あの曲がテーマソングだった方がエエんではないでしょうか
タダ券で見たので あまり文句を言える筋合いはありませんし退屈もあまりなかったのですが
とてもフツーの映画でした テレビでもよかったです
園子温らしさが かなり薄い感じがしたのが残念です