完全責任能力あった…山口5人殺害で死刑判決
山口県周南市で2013年7月、
5人を殺害して住宅2棟に放火したとして、
殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた無職保見光成被告(65)の
裁判員裁判の判決が28日、山口地裁であった。
大寄淳裁判長は
「強固な殺意による残忍な犯行。どの被害者にも落ち度はなく、極刑は免れない」と述べ、
求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は、広島高裁に即日控訴した。
判決によると、保見被告は両親が死亡した04年頃から、近隣住民から挑発や嫌がらせをされているという思い込みを抱き、報復を考えた。
13年7月21日夜から22日早朝にかけ、同市金峰で、
同じ集落の近隣住民5人をあらかじめ用意した手製の木製棒(長さ約56センチ、重さ約600グラム)で殴るなどして殺害し、
住宅2棟に放火し、全焼させた。
保見被告は公判で、全ての起訴事実を否認したが、
判決は、被害者1人の自宅のマットに付着していたDNA型の一部が被告の型と一致したことなどから
「常識に照らして犯人と認めるのに十分」と指摘した。
さらに、「妄想性障害」と診断した精神鑑定結果を採用した上で、
妄想は被害者への報復という動機の形成に影響したものの、
「どのような方法で報復をするかは、被告の元来の人格に基づいて選択したこと」と述べ、
完全責任能力があったと結論づけた。
(2015年07月28日 読売ONLINE )
「自分の中に抱え込んだ気持ちを知ってほしかった」保見光成容疑者は「悪いうわさを流されて頭にきた」 2013年08月01日
山口・周南5人殺害、保見光成容疑者(63歳)の身柄確保 1キロ北の山中で 2013年07月26日
山口5人殺害事件 [つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 ] 63歳の男
保見光成容疑者の飼っていたゴールデン・レトリバー、心臓発作で死亡
7月25日に保護のゴールデンレトリバーについてご報告させて頂きます。
保護後、落ち着いた様子で過ごしておりましたが、7月26日午前中、状態が急変し、動物病院へ緊急搬送いたしましたが、残念ながら同日9時6分に亡くなりました。
死亡診断は心臓発作とされております。
事件発生より、飼い主が戻ると信じ、待ち続けた犬にとって不安な日々であったと思われます。
犬が亡くなった日時は、身柄拘束と重なります。
犬はゴールデンレトリバーのオス。推定年齢7~8歳で、保見容疑者はオリーブという名をつけていた。
子犬だった7~8年前、捨てられていたのを周南市内の女性が保護。里親募集の張り紙を見て保見容疑者が引き取った。
事件後、容疑者宅にいる犬の姿がテレビで流れ、周南市に「かわいそう」「どうなるのか」
といった声が連日十数件寄せられた。25日、警察、周南市を通じて市内の動物愛護団体が保護。
「事件を知らない飼い主の元で穏やかに暮らしてほしい」と別の団体に預けられ、新たな飼い主を探すことになっていた。
朝日新聞デジタル:容疑者確保の1分後、飼い犬死ぬ 山口の放火殺人 - 社会