「残穢 -住んではいけない部屋-」
2016年
竹内結子
橋本愛
監督 - 中村義洋
原作 - 小野不由美『残穢』(新潮社刊)
原作はめんどくさそーだったので映画版を待つ
この映画の公開は色んな意味で首を長~くして待ってました
大丈夫です
そこまで怖くないし
そこそこ厭な気分にさせてくれます
実録 再現フィルム系のゴージャス版
こーゆー作りはイイですね
本当に怖いのは かなんし
頑張って怖く盛り上げようとしてるのにダダ滑りだと えらい損した気分になるし
この映像は そんなにダダ滑りではないし 本当に怖くはない
その加減が自分的にイイかなと
一番お得感のあるところは 地味な怖い映像再現フィルム的な作りに
竹内結子様とゆーそこそこに華のある女優さんが 何気に出ておられることで
まずは眼鏡女子萌えでモジモジ高めてくれます
とにかく 全体的に地味な感じの中に竹内結子がめっさ贅沢な感じなのです
ほんとに贅沢
スゲ~お得感があります このニュアンスは見ていただかないとわかりません
テレビに出てきて宣伝されてる様子とか映画のパンフレットのあの派手派手な感じとは全然違うんです
竹内さんも橋本さんもとにかく地味
地味なのに隠し切れない華が溢れ溢れてきて贅沢なんです
竹内さんは駆け出しの頃 あの記念碑的な1998年「リング」でエゲツナイ顔面演じてはりましたが
こーゆーサービスはないです
ここまで頑張ったサービスはありませんが
事件の背景 歴史を探訪していく過程で徐々にやつれ果てていく竹内さんが
突然首ギブスで出てこられるところですな
これは自分的には「ヤッタぁ~」と思いました
ヌードシーンよりインパクトありとゆーか「萌え」とゆー言葉がぴったしです
竹内結子の眼鏡×首ギブスですよ!
必見
日本のホラーもんは博打みたいなもんで
最近観たのはやつほぼ全部ハズレだったし
ホラーの取り扱いに関しては日本の映画界もテレビ業界もほぼ信用できまへんわけですが
今回は まぁまぁ頑張って成果も上げてると思いました
ただ映画館のスクリーンじゃなく
家庭のテレビで なるべく小さいやつ
なんかがピッタリなサイズの映像です
スクリーンだと 再現フィルム的な作りが間延びするよーな気がしまして
厭な感じとか気配の怖さが半減します
竹内さんが華あるので その辺り救いなのですが
竹内さんや橋本さんが直接霊的なアレと対峙するとこはないんです
橋本さんは 帯の畳を擦れる音聞いてるだけだし
竹内さんは 最後にファックッス電話で 公衆電話からのあの声を聞くだけだし
気配だけでビンビンにヤラレちゃってる出し惜しみ感ありです
一番怖い思いをしてる子は この子やし
婆の首吊りはまぁまぁ怖い
でも首吊ると体重とかがズドンときて あんなブランコ状態にならないと思うのですが
ルーツの話で炭鉱に閉じ込められた方々が霊で登場されますが
残念ながら全然怖いことありません
いかにもJホラーで失敗してダダ滑ってるあの感じです 安心してください
実体を再現しようと四苦八苦して失敗してるあの感じ
ここがほんまに怖かったらシャレになりませんしね
あれぐらいの全然怖くない感じで十分です
オープニングの再現フィルムと廃屋探検が上手い具合に前振りとして効いていますが
いかんせんオフィスに黒い実体の炭鉱幽霊部隊がゾロゾロ登場が全く怖くなく大コケ
下手くそか!とへなへなに腰くだけです
結局 オチ的なエンドロール後のラストカットは呪いの掛け軸の 若干怖い女性像
もう、この時は、それが何のエピソードか忘れてしまいましたもん
ただ小ネタを一杯集めて料理する監督さんの職人的力量はたいしたもんです
厭な気配の作り方がビンビンにイイ感じです
中村義洋さんの過去の作品を機会があれば見てもエエかなとは思います
新機軸とか腰が抜けたり目を背けたくなりよーなことはできなそーなので
そんなに期待はしませんが
原作はめんどくさそーで最後にはガッカリしそーなので やっぱり読むことはないと思います
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