自分はどちらかゆーと麻生久美子マニアな方なので
「俳優・亀岡拓次」を観に行く
この映画はどちらかゆーと安田顕マニアの映画です
でも どちらのマニアの方が見に行かれても安心の作りになっております
久しぶりにスクリーンで見る三田佳子と山崎努も圧巻です
自分は三田佳子と云えば花登筺原作の「ぼてじゃこ物語」でミヤコ蝶々にしごかれてた初々しい三田さんであり
山崎努と云えば高橋幸治の宮本武蔵で佐々木小次郎をやっていた山崎さん
そーゆー年代です 子供ん頃からのテレビドラマ好きです
だから安田顕さんの脇役姿は一杯見てきました
今回は主役で出ずっぱりでした
これは安田顕マニアの方々は随喜の涙もんでしょう
麻生久美子マニアの自分としては 麻生さんの出番はもっと増やして欲しかった気もしますが
日本酒をお猪口でくいくい飲む麻生さんの麗しい姿が見れたもんで大満足です
安田さんと麻生さんが ビルの屋上的な背景でダンスを踊られてる姿は鳥肌粟立ちました
なかなかの演出です
勿論贔屓目ですが
映画自体は 純粋映画ですね
純文学と大衆文学の違いでいくと純文学系の方です
幻想シーン実験シーン前衛シーン的なもんはちょいちょい出てきますが
そんなに堅苦しく眠い感じではないので安心してください
ほぼ全編に渡って 脇役王 脇役の鏡の亀岡(安田さん)が
うなうな だらだら グダグダ わびしく 出てるだけの映画です
そんなダルくはありませんが
自宅でテレビDVDとかで鑑賞すると若干退屈で眠くなる系です
とにかく麻生久美子さんの出来具合と
安田顕さんの出来具合は 完璧です
電話の声だけで登場する亀岡のマネージャー役の女子の声がものすごく気になってましたが
エンドロールで工藤夕貴の名前を発見した時 ものすごく腑に落ちました
俳優・亀岡拓次 (文春文庫)クリエーター情報なし文藝春秋
映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)クリエーター情報なしキネマ旬報社